転職ノウハウ

SIerとITコンサルの違い7つを比較

※本記事にはプロモーションが含まれています。

記事のまとめ

SIerからITコンサルへの転職を考え始めた20代・30代に向けて、SIerとITコンサルの違いと、今から転職できる理由を解説します。

年収・仕事内容・働き方の違いと、会社選びのポイントを紹介。

SIerの経験を活かした転職の進め方についても触れます。

結論から言うと、SIerとITコンサルは仕事の中身も年収の出方も別物です。

そして、SIerで数年の経験があれば20代・30代のうちにITコンサルへ移れます。

エンジニアエンジニア

SIerで働いているんですが、ITコンサルって実際何が違うんでしょうか?

テック先輩テック先輩

はっきり違いはあるよ。仕事の中身も年収の出方も別物だと考えていい。SIerの経験があれば、20代のうちにITコンサルへ移ることもできるんだ!

そんな今回は、IT業界10年、SIer・SESの現場からエンジニア採用まで経験してきた僕が、SIerからITコンサルへの転職が気になる方向けに記事をまとめました!

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SIer(システムエンジニア)とITコンサルタントはどっちがいい?

結論として、SIerとITコンサルは仕事の中身がはっきり分かれています。

関わり始めるタイミングも、話す相手も違います。

ただ、SIerで数年働いた経験があるなら、20代のうちにITコンサルへ挑戦する道は十分にあります。

まずは、それぞれの仕事内容を見てから考えてみましょう。

SIerの仕事内容

SIerは、クライアント企業のシステムを、要件定義から開発・運用まで請け負う仕事です。

『要件定義』:発注元の要望を聞いて、必要なシステムの仕様をまとめる工程。

『開発』:まとまった仕様に沿って、設計・実装・テストを行う工程。

『運用・保守』:稼働したシステムが、問題なく動き続けるようにする工程。

経験を積むにつれて、要件定義や設計など上流工程を担当する機会が増えていきます。

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントは、クライアント企業の経営課題を、ITを使って解決に導く仕事です。

業務や組織の課題を整理し、どんなシステムや投資が必要かを提案します。

提案したプロジェクトの進行を、クライアント側の立場でマネジメントすることもあります。

実際の開発そのものは、SIerなど外部の会社に発注して進めるケースが多くなります。

たとえば野村総合研究所(NRI)のように、コンサルティングとシステム開発の両方を手がける会社もあり、SIerとITコンサルのどちらか一方だけに区分できない会社も存在します。

エンジニアエンジニア

SIerで手を動かすことはあっても、経営層への提案なんてしたことないんですが、ITコンサルは目指せますか?

テック先輩テック先輩

目指せるよ。提案の経験がなくても、SIerで培った業務知識やシステムの理解はそのまま活きるんだ。あとは提案の進め方を身につければいい!

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IT転職エージェントに登録して、専門家に相談するのも1つの方法です。

今の経験や希望を聞いた上で、どちらが合っているかを一緒に整理してくれます。

職務経歴書の作成や、面接対策までフォローしてくれるエージェントもありますよ。

エンジニアエンジニア

SIerのままでいるか、ITコンサルに動くか、正直まだ決めきれません。

テック先輩テック先輩

それなら、次の章で年収や働き方の違いを具体的に比べてみよう。数字を見てから考えても遅くないよ!

SIerとITコンサルの違い

この記事では、SIerとITコンサルの違いを7つの項目で比較して紹介します。

①年収 ②仕事内容の違い ③求められるスキル ④働く相手 ⑤残業・働き方 ⑥勤続年数 ⑦転職のしやすさ

早見表として、比較を一覧にもまとめたので、確認してみてください。

項目 SIer ITコンサル
①年収 SCSK 約797万円 ベイカレント 約1,331万円
②仕事内容の違い 開発・保守が中心 経営課題の整理・提案が中心
③求められるスキル 技術・運用の知識 業務知識と提案力
④働く相手 自社・客先のシステム部門 クライアント企業の経営層
⑤残業・働き方 担当する現場と工程で決まる 案件の進み具合で決まる
⑥勤続年数 SCSK 16年8か月 ベイカレント 3.8年
⑦転職のしやすさ 有効求人倍率1.49倍の職種 同じ市場の中の選択肢

※年収・勤続年数はEDINET公表の有価証券報告書の実額(3社とも提出会社=本体の会社のみ・子会社を除く)です。各社1社の数字であって、SIer・ITコンサルの業界平均ではありません。

①:SIerとITコンサルの年収

SIerとITコンサルの年収は、どちらも所属する会社によって大きく変わります。

ここでは、EDINET(金融庁の開示書類データベース)で公開されている有価証券報告書の実額で比べてみます。

有価証券報告書は、上場企業が国(金融庁)への提出を法律で義務付けられている公式の報告書です。事実と異なる記載をすると罰せられるため、信頼できる数字だと言えます。

SIer側の例として、SCSKの平均年間給与は約797万円〔2026年3月期〕です。

出典: EDINET(金融庁の開示書類データベース)で公開されている有価証券報告書

コンサル側の例として、ベイカレント・コンサルティングの平均年間給与は約1,331万円〔2026年2月期〕です。

出典: EDINET(金融庁の開示書類データベース)で公開されている有価証券報告書

どちらも提出会社(本体)のみの実額で、集計対象をそろえてあります。

また、野村総合研究所(NRI)の平均年間給与は約1,333万円〔2026年3月期〕ですが、コンサルティングとシステム開発の両方を手がける会社のため、SIerとコンサルのどちらか一方には分けられません。

出典: EDINET(金融庁の開示書類データベース)で公開されている有価証券報告書

なお、SIer業界全体で見ると、30歳時点の年収の目安は約479万円という調査もあります。

出典: JISA(情報サービス産業協会)2024年版(残業代を除く)

同じSIerでも、年齢や会社によって年収の数字が変わる、ということです。

エンジニアエンジニア

SIerの給料が低いってわけじゃないんですね?

テック先輩テック先輩

そう。会社によって全然違う。だから業界の目安だけでなく、会社ごとの数字で見比べよう!

②:SIerとITコンサルの仕事内容の違い

SIerは、決まった要件に沿ってシステムを形にする仕事が中心です。

ITコンサルは、そもそもの経営課題を整理し、何を作るべきかを考える段階から関わります。

同じIT関連の仕事でも、関わり始めるタイミングが違います。

③:SIerとITコンサルで求められるスキルの違い

SIerでは、技術的な知識や、設計・開発を進める実務スキルが求められます。

ITコンサルでは、クライアントの業務を理解した上で、論理的に提案をまとめる力が中心になります。

SIerで身につけた技術の知識は、ITコンサルに移ったあとも、システムを絡めた提案の場面で活かせます。

エンジニアエンジニア

ITコンサルの提案力って、独学でも身につくものですか?

テック先輩テック先輩

身につく人もいるけど、実際の提案の型を知っている人に聞く方が早いよ。転職エージェント経由で、現場のプロに話を聞いてみるのも手だね!

④:SIerとITコンサルで働く相手の違い

SIerは、自社や客先のシステム部門、協力会社のエンジニアと一緒に仕事を進めます。

ITコンサルは、クライアント企業の経営層や事業部門の責任者と、直接やり取りする場面が増えます。

やり取りする相手の立場が変わる、というのが大きな違いです。

⑤:SIerとITコンサルの残業・働き方の違い

SIerの残業は、担当する現場と工程で決まります。テスト前や本番リリース前に集中しやすいのが特徴です。

ITコンサルは提案から報告までの区切りが短く、資料の締め切り前に山が来ます。

会社や案件によって差が大きいため、入る前に体制を確認しておくと安心です。

⑥:SIerとITコンサルの勤続年数の違い

勤続年数についても、有価証券報告書の実額で確認できます。

SIer側の例として、SCSKの平均勤続年数は16年8か月〔2026年3月期〕です。

出典: EDINET(金融庁の開示書類データベース)で公開されている有価証券報告書

コンサル側の例として、ベイカレント・コンサルティングの平均勤続年数は3.8年〔2026年2月期〕です。

出典: EDINET(金融庁の開示書類データベース)で公開されている有価証券報告書

また、SIer業界全体で見ると、2015年新卒のうち10年後も在籍していた人は52.97%という調査もあります。

出典: JISA(情報サービス産業協会)2025年版(2015年新卒7,185人中3,806人在籍)

SCSKの16年8か月と比べると、ベイカレントの3.8年は大きく違います。ただし、どちらも1社ずつの数字です。

エンジニアエンジニア

ITコンサルって、そんなに辞める人多いんですか?

テック先輩テック先輩

ベイカレントの平均勤続年数は3.8年と短めだね。会社ごとにこれだけ違うから、求人を見るときは会社単位で確かめよう!

⑦:SIerとITコンサルの転職のしやすさの違い

転職のしやすさで見ると、SIerからITコンサルへの動きは難しくありません。

情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.49倍で、全職業平均の1.13倍より高い状態です。

出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」(常用・パートタイムを除く)

求人の数だけで見れば、応募先が足りない状況ではありません。

また、転職した人全体では、賃金が増えた人が40.5%で、減った人の29.4%より多いのが実際の数字です。

出典: 厚生労働省「令和6年雇用動向調査」表6

DX人材が量的に不足していると答えた日本企業は85.1%にのぼり、ITを使って経営課題を解決できる人材へのニーズは高まっています。

出典: IPA「DX動向2025-AI時代のデジタル人材育成」(調査分析ディスカッション・ペーパー2025-02)

SIerで積んだ経験は、そのニーズに応える形で活かせます。

エンジニアエンジニア

SIerの経験だけで、ITコンサルの求人に応募できるんでしょうか?

テック先輩テック先輩

できるよ。有効求人倍率を見ても、IT系の職種は今も需要が高い。実際の求人を見てみるのが早いよ!

比べてみると、SIerとITコンサルは仕事も年収の出方もはっきり違うとわかったと思います。

ITコンサルが気になるなら、まずは転職エージェントに登録して、実際の求人を見てみましょう!

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ITコンサルへの転職で失敗しない会社選び

SIerとITコンサルの違いがわかったら、次は会社選びです。

後悔しないために、次のポイントで選んでください。

研修・育成体制がある会社を選ぶ

SIerからITコンサルに転職する場合も、会社選びが結果を大きく左右します。

次のような会社に入ってしまうと、経験を活かせないまま苦労することになりかねません。

  • 未経験の領域に対する研修やOJTが整っていない会社
  • 提案の進め方を教えてもらえないまま案件に投入される会社
  • 評価・昇給の基準があいまいな会社
  • 下請け案件ばかりで、クライアントと直接話す機会がない会社

特にSIerからの転職では、研修や教育体制が整っている会社かどうかを見極めることが重要です。

会社選びを自分の判断だけに頼らず、IT転職エージェントに相談しながら決めるのがおすすめです。

エンジニアエンジニア

研修がしっかりしてるかどうかって、面接だけで分かるものですか?

テック先輩テック先輩

面接だけだと分かりにくいね。転職エージェント経由なら、社内の教育体制まで含めて情報をもらえることが多いよ!

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SIerからITコンサルには途中で転職できる

補足として、SIerで数年働いたあとにITコンサルへ転職することは十分可能です。

SIerで書いてきた要件定義書や業務フロー図は、コンサルの提案資料でそのまま使う材料になるからです。

エンジニアエンジニア

AIの普及で、ITコンサルの仕事も変わっていくんでしょうか?

テック先輩テック先輩

変わっていくとは思うけど、業務や経営課題を理解して整理する役割自体はなくならないよ。SIerで現場の仕組みを見てきた経験は、そこで直接使えるんだ!

結果として、SIerの経験を持つ人がITコンサルに転職する例は珍しくありません。

20代・30代のうちなら、SIerからITコンサルへの転職も難しくありません。

実際にSIerからITコンサルへ転職した人の声は、SIer→ITコンサル転職で後悔する人としない人にまとめています。

エンジニアエンジニア

何年くらいSIerで経験を積んでから動くのがいいですか?

テック先輩テック先輩

決まった年数はないよ。『提案書を書いた本数』や『担当したプロジェクトの規模』を職務経歴書にまとめて、実際どんな求人があるか見てみるのが早い!

SIerとITコンサルの違いでよくある質問Q&A

Q1:7つの違いを知っても、自分がどちらの仕事に近いのか分かりません。何で判断すればいいですか?

仕事内容の項目で見比べてください。SIerは決まった要件に沿ってシステムを形にする仕事、ITコンサルは何を作るべきかを考える段階から関わる仕事です。

今の仕事で、業務の課題を整理して何を作るべきか提案する作業と、決まった仕様を実装してテストする作業のどちらに時間を使っているかを、大まかに振り分けてみましょう。

数えた結果を持って、ITコンサルの求人の仕事内容の欄と読み比べましょう。ITコンサル・上流工程に特化したTechGoで、希望を伝えて求人を確かめるのがおすすめです!

Q2:年収の比較表にあるSCSKやベイカレントの数字は、自分が移っても当てはまりますか?

そのまま当てはまるとは言えません。表の数字は、SCSK〔2026年3月期〕とベイカレント・コンサルティング〔2026年2月期〕それぞれの、本体の会社だけの平均年間給与です。

自分の年収は、入る会社と担当する役割で決まります。TechGoは、内定承諾して年収が上がった人の平均アップ額を138万円と公表しています(2025年6〜7月実績)。

希望の年収を面談で伝えて、その水準の求人があるかを確かめましょう。年収1,000万円以上の求人を扱うStrategy Careerにも相談してみてください!

出典: EDINET(金融庁の開示書類データベース)で公開されている有価証券報告書(提出会社のみ)/TechGo公式サイトの公表値(内定承諾して年収が上がった人の平均、2025年6〜7月実績)

Q3:ITコンサルは残業が増えそうです。今のSIerのままの方がいいのでしょうか?

増えると決まっているわけではありません。表の⑤のとおり、残業はSIerでもITコンサルでも、入る会社と案件で変わります。

ITエンジニアの転職に特化し、残業月30時間以下の求人を扱うStrategy Careerに、残業の希望を伝えて、合う求人があるか確かめましょう。登録も相談も無料です!

Q4:NRIのようにSIerとコンサルの両方をやっている会社は、どちらの求人として探せばいいですか?

会社の名前で分けずに、求人票の職種名と仕事内容の欄で分けてください。NRIのように、コンサルティングとシステム開発の両方を手がける会社があるためです。

同じ会社の中でも、提案を担当する職種と開発を担当する職種の求人が別々に出ていることがあります。

職種名だけで判断しにくいときは、ITコンサル・上流工程に特化したTechGoに、提案側の求人を探したいと伝えましょう!

Q5:違いが分かったあと、まず何をすればいいですか?

職務経歴書に、今の担当を件数つきで書き出してください。たとえば「要件定義書を年4本作成」「顧客との仕様確認会議を月6回実施」のように、数えられる形にします。

書き出しと並行して、IT転職エージェントに登録して求人を見ておきましょう。登録も相談も無料です!

ITコンサルの求人を見たいなら、TechGoで提案側の求人があるか確かめるところから始めてください。

まとめ:SIerとITコンサルは違いがあり、20代・30代なら転職できる

  • SIerとITコンサルは、仕事の中身も年収の出方も別物
  • 違いは7項目。①年収②仕事内容③スキル④働く相手⑤残業・働き方⑥勤続年数⑦転職のしやすさ
  • SIerで身につけた知識は、ITコンサルの提案の場面でも活かせる
  • 20代・30代なら、SIerからITコンサルへの転職も難しくない
  • 会社選びを失敗しないためにも、まずはエージェントに登録して求人を見る

そして、最後にお伝えしたいのは、迷っているだけでは、違いも転職のチャンスも分からないままだということです。

エンジニアエンジニア

ITコンサルの求人って、今の経歴でも見られるものなんですか?

テック先輩テック先輩

もちろん大丈夫だよ。ただITコンサルが気になっているなら、動ける今のうちに求人だけでも見ておくと安心だね!

おすすめのIT転職エージェントをもう一度ご紹介して、終わりたいと思います。

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