転職ノウハウ

運用監視からの転職先おすすめ5選|選び方も解説

※本記事にはプロモーションが含まれています。

記事のまとめ

運用監視で転職先に迷っている方に向けて、監視の経験を踏まえた転職先の選び方を解説します。

決められない理由と、目的ごとに合う転職先を紹介します。

夜勤ありでの転職活動や事業会社という選択肢についてもQ&Aで回答します。

「監視のアラート対応ばかりで、次の転職先を自分では決められない…」という方もいるかなと。

求人票に書かれている「構築」「設計」が自分に務まるのか、判断しづらいですよね…。

エンジニアエンジニア

監視のアラート対応しかしていなくても、構築や設計をする会社に行けますか?

テック先輩テック先輩

行けるよ。監視の一次対応をしてきた経験だけで応募できる求人もちゃんとあるんだ。どこまでの業務を任されてきたかで、行き先の候補は変わってくるけどね。

今回は、IT業界で10年、SIer・SESの現場からエンジニア採用まで経験してきた僕が、運用監視から転職先を決めきれない方に向けて、この記事をまとめました。

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運用監視から転職先が決められない理由3つ

①:求人票の「構築」「設計」に、自分の経験が届いているか判断できない

監視業務でやっていることの多くは、アラートへの対応と手順書どおりの一次対応です。

求人票に並ぶ「構築」「設計」という言葉に、自分の経験がどこまで当たるのか、募集要項だけでは判断がつきません。

②:夜勤シフトで面接の時間が取りにくく、動きづらいと感じている

夜勤を含むシフト制だと、平日の日中に面接の予定を入れられる回数はどうしても少なくなります。

そのせいで、転職活動そのものを始める前から「自分は動きづらい」と決めつけてしまいがちです。

エンジニアエンジニア

夜勤のシフトがきついのを理由に転職を考えるのは、甘えですかね…。

テック先輩テック先輩

甘えじゃないよ。厚生労働省の調査では、男性が前の職場を辞めた理由のうち「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」は8.6%で、「給料等収入が少なかった」10.1%や「職場の人間関係が好ましくなかった」9.0%と近い水準なんだ。労働時間や休日の条件で動く人は珍しくないんだよ。

出典: 厚生労働省「令和6年雇用動向調査」表5(転職入職者・男性の前職を辞めた理由。全産業・全職種)

③:運用監視から動いた先輩が周りにおらず、相談できない

監視チームの同僚は、自分と同じように監視業務を担当している人ばかりです。

構築や設計に移った先輩の話を聞く機会自体がなく、次に何をすればいいのか判断材料が手に入りません。

そんな場合は、監視の経験で応募できる会社を選んで転職活動をしましょう!

【早見表】運用監視の転職先を比較

まず、運用監視の転職先候補を4つの視点で比較した早見表を紹介します。

年収・転職のしやすさ・夜勤の有無・残業の傾向で見てみましょう。

転職先 年収 転職のしやすさ 夜勤 残業
インフラSIer(構築エンジニア) 普通 高い 少ない やや多い
MSPの運用設計・自動化チーム 普通 普通 少ない 普通
SOC(セキュリティ監視センター)のアナリスト 普通 高い あり(24時間体制は交代制) 少ない
クラウド・データセンター事業者の基盤運用 普通 普通 会社次第 普通
ITベンダーのテクニカルサポート 普通 高い 少ない 少ない
テック先輩テック先輩

「転職のしやすさ」は、監視の経験だけで応募条件に当たる求人があるかどうか、という意味で見てくれればOKだよ。

ここからは、目的別におすすめの転職先を紹介します。

目的別|運用監視の転職先ベスト3

転職先は、目指す方向を一つに決めてから探すと比較がしやすくなります。

夜勤なしで働きたいなら

1位:ITベンダーのテクニカルサポート

2位:MSPの運用設計・自動化チーム

3位:インフラSIer(構築エンジニア)

自社製品や自社サービスの問い合わせに対応する仕事は、日勤中心の求人もあります。

夜勤そのものをやめたい場合の考え方はインフラエンジニアの夜勤を辞めたい|夜勤なしで働く方法にもまとめています。

構築・設計に進みたいなら

1位:インフラSIer(構築エンジニア)

2位:MSPの運用設計・自動化チーム

3位:クラウド・データセンター事業者の基盤運用

監視だけでなく、サーバやネットワークを組む側に回りたい場合は、構築や設計の工程を持つ会社を選ぶ必要があります。

エンジニアエンジニア

構築・設計に進みたいなら、インフラSIerを選べば間違いないですか?

テック先輩テック先輩

言い切れないよ。配属先によっては監視業務が中心のまま変わらないケースもあるから、面談で担当する工程を先に確認しておこう。

監視の経験をそのまま使いたいなら

1位:SOC(セキュリティ監視センター)のアナリスト

2位:クラウド・データセンター事業者の基盤運用

3位:MSPの運用設計・自動化チーム

アラート対応や一次切り分けで積んできた動き方に近い仕事を選ぶと、担当領域が変わっても業務の骨格は近くなります。

運用監視の転職先おすすめ5選

ここからは、運用監視の転職先としておすすめの5つを、それぞれ紹介します。

①:インフラSIer(構築エンジニア)

サーバやネットワークの構築をお客様から請け負うSIerで、構築エンジニアとして働く道です。

求人票の応募要件に「サーバ・ネットワークの運用経験」と書かれていることがあり、監視で触ってきた機器の種類はそのまま職務経歴書に書けます。

情報サービス産業(JISA会員企業)に勤める30歳の年収は、残業代を除いておよそ479万円が目安です。JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)の2024年版による数字で、構築担当に限った数字ではありません。

出典: JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)2024年版(30歳年収の目安 約479万円・残業除く)

インフラ職の転職先を広く知りたい方はインフラエンジニアの転職先|行き先5つと選び方もあわせてご覧ください。

②:MSPの運用設計・自動化チーム

MSP(顧客のITインフラの運用・監視・保守を継続して請け負う会社)の中で、運用の設計や自動化を担当するチームです。

監視で見つけた改善点を、スクリプト化や設定変更まで担当できる求人があります。

監視だけで終わらないスキルを積みたい人向けの転職先はインフラエンジニアがスキルアップできる転職先4つでも紹介しています。

自動化の経験から自社開発に進む動き方は運用監視から自社開発に転職できる!探し方3つにまとめています。

③:SOC(セキュリティ監視センター)のアナリスト

セキュリティに特化した監視センターで、脅威の検知や一次分析を担当するアナリスト職です。

求人票には「アラートの検知・一次切り分け経験」が応募条件として書かれていることがあり、監視業務の経験がそのまま応募条件に当たります。

監視対象がサーバやネットワークからセキュリティのログに変わる点は、応募前に確認しておく必要があります。

④:クラウド・データセンター事業者の基盤運用

クラウド事業者やデータセンター事業者の中で、基盤システムの運用を担当するチームです。

監視対象がオンプレミスのサーバからクラウド基盤やデータセンターの設備に変わりますが、アラート対応や一次切り分けという業務の流れは近い場合があります。扱う基盤や使うツールは、応募前に求人票で確かめましょう。

大規模な基盤を扱う分、障害対応の手順が体系化されている会社もあります。

クラウド基盤の経験からWeb系の会社に動く場合は運用監視からWeb系に転職できる!理由と探し方で解説しています。

⑤:ITベンダーのテクニカルサポート

自社製品や自社サービスを扱うITベンダーで、顧客からの問い合わせに対応するテクニカルサポート職です。

求人票の応募条件に「ログ確認・障害切り分けの経験」と書かれていることがあり、監視で担当してきた業務がそのまま当てはまります。

日勤中心の求人もあり、シフト制から抜けたい人に向いています。

自社製品を持つメーカー側の求人を見たい方は運用監視からメーカーに転職できる!方法3つもご覧ください。

エンジニアエンジニア

5つも選択肢があると、監視の経験だけでどれが合うのか自分では選びきれません…。

テック先輩テック先輩

一人で比べなくていいんだ。今の監視業務の範囲を登録して、応募条件に当たる求人があるか確かめる方法があるからね。

運用監視の転職先ごとに求人票に書かれる経験

行き先によって、求人票の必須や歓迎の欄に書かれる経験が変わります。

欄に書かれることがある経験と、監視経験での職務経歴書の書き方の例は次のとおりです。

行き先と、求人票の欄に書かれることがある経験 監視経験での職務経歴書の書き方の例(数字は例)
インフラSIer(構築エンジニア)
「サーバ・ネットワークの運用経験」「構築の補助経験」と書かれた求人がある
例:監視対象サーバ120台の障害一次対応を担当し、再起動やログ採取の手順書を5本更新
MSPの運用設計・自動化チーム
「運用手順書の作成経験」「シェルスクリプトなどでの作業自動化の経験」と書かれた求人がある
例:月300件のアラートのうち定型の15種類をシェルスクリプトで自動化し、手順書に反映
SOC(セキュリティ監視センター)のアナリスト
「アラートの検知・一次切り分け経験」「ログ確認の経験」と書かれた求人がある
例:セキュリティ機器のアラートを月450件確認し、ログを見て一次切り分けした結果を上位担当へ引き継ぎ
クラウド・データセンター事業者の基盤運用
「障害対応の経験」「サーバ・ネットワーク機器の運用経験」と書かれた求人がある
例:データセンター内サーバ200台の稼働監視と障害一次対応を、3交代のシフトで担当
ITベンダーのテクニカルサポート
「ログ確認・障害切り分けの経験」「顧客対応の経験」と書かれた求人がある
例:お客様からの障害連絡の一次切り分けを月60件担当し、原因と対応手順を運用チームへ報告
エンジニアエンジニア

監視のアラート対応しかしていないと、SOCアナリストの求人には出せませんか?

テック先輩テック先輩

出せるよ。SOCの求人では「アラートの検知・一次切り分け経験」が必須や歓迎の欄に書かれていることがあって、監視の一次対応の経験はそこに当たるんだ。分析の経験まで求める求人もあるから、欄の中身を見て選ぼう。

エンジニアエンジニア

手順書どおりに対応していただけだと、職務経歴書に書くことがない気がします…。

テック先輩テック先輩

書けるよ。監視対象の台数、月のアラート件数、使ったツール名、一次切り分けのあと誰に引き継いだかを書くんだ。求人票の欄に書かれた経験と並べれば、出せる求人が分かるよ。

自分の監視経験がどの欄に当てはまるかは、無料で登録できるTechGoや社内SE転職ナビで、求人票を見て確かめてみましょう!

運用監視から転職先を決める方法

①:担当してきた監視業務に合う求人を探して転職する

簡単な話ですが、担当してきた監視業務に合う会社を探して転職活動を始めましょう。

具体的な探し方として、TechGoや社内SE転職ナビのIT転職エージェントに登録して、求人を探すのがおすすめです。

IT転職エージェントとは
  • 登録・相談ともに無料の転職支援サービス
  • IT転職に詳しい担当者にキャリア相談ができる
  • 担当してきた監視業務を伝えて、求人を相談できる
  • 職務経歴書の添削や面接対策のサポートが受けられる
おすすめの転職エージェント

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監視の経験だけでも応募できる求人もあります。登録は無料なので、転職先に迷っているならまずは登録して、応募できる求人があるか確かめてみましょう!

②:担当した監視範囲・件数・使用ツールを書き出す

「監視対象サーバ80台、月間アラート250件のうち一次切り分けを担当、使用ツールはNagios」のように、担当した範囲・件数・ツール名を書き出します。この内容をそのまま職務経歴書に書き移せます。

「監視を担当」だけでなく「検知から一次切り分けまで何分で対応したか」まで書くと、採用担当者がより具体的に判断できます。

③:面談で「夜勤なし」「構築・設計から」の希望をそのまま伝える

「夜勤なしで働きたい」「構築や設計から関わりたい」のように、希望をそのまま伝えます。希望を先に伝えておくと、その業務の求人があるか確かめられます。

エンジニアエンジニア

面談で「夜勤なしがいい」ってそのまま言っても、わがままだと思われませんか?

テック先輩テック先輩

わがままとは違うよ。条件を先に伝えておけば、シフトや業務内容が合う求人かどうかを面談の場で確かめられるんだ。

ただし、転職後も監視当番から外してくれない会社があるので注意が必要。

テック先輩テック先輩

特に、構築や設計に人を回した実績がない会社は気をつけたほうがいいよ。面談で「監視以外の担当に移った人がいるか」を聞いておこう。

監視業務から抜け出しにくい会社の特徴
  • 入社後も監視当番だけを任せ続ける会社
  • 構築・設計フェーズに人を回した実績がない会社
  • 資格取得やスキルアップの支援制度がない会社
  • 何年経っても一次対応のマニュアル運用のままの会社

上記のような会社だと、いくら経験を積んでも今の監視業務のまま、希望する業務に進めない可能性もあります。

働く会社選びは重要なので、TechGoや社内SE転職ナビに登録して、希望に近い求人があるか確かめてから選びましょう!

運用監視の転職先で良くある質問Q&A

Q1:運用監視の経験だけで応募できる求人はありますか?

あります。求人票に「構築」「設計」と書かれていても、監視の経験で応募できる求人もあります。

運用監視に限った数字ではありませんが、厚生労働省の調査では、情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.49倍です。全職業の1.13倍と比べても高い水準です。

出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」(常用・パートタイムを除く)

Q2:夜勤のシフトのままでも転職活動はできますか?

面接の候補日を複数出しておけば、企業側の日程と調整できる場合があります。

夜勤明けや休日を候補日にして、シフトの合間に面接を入れている人もいます。

Q3:転職すると年収は下がりませんか?

下がるとは限りません。運用監視に限った数字ではありませんが、転職した人全体では、賃金が増加した人は40.5%で、減少した人より多くなっています。

出典: 厚生労働省「令和6年雇用動向調査」表6(転職入職者の賃金変動状況。増加は前年比+3.3pt、増加が減少を11.1pt上回る)

Q4:運用監視から事業会社の情シスも選べますか?

選べる求人はあります。運用監視から事業会社への具体的な動き方は運用監視から事業会社に転職できる!20代の動き方で詳しく解説しています。

何年目で動くのがいいか迷う場合は運用監視からの転職、何年目がベスト?1年目・2年目・3年目別に解説も参考にしてください。

Q5:今日から何をすればいいですか?

やることは2つです。

①担当した監視範囲・件数・ツール名を書き出す(そのまま職務経歴書になります)②IT転職エージェントに登録して、監視の経験がどんな求人に当たるか見る。

一番簡単な方法は、IT転職エージェントに「夜勤なしで応募できる求人があるか教えて!」と伝えること。自分だけで求人を調べるより手間を減らしやすいので、無料で登録できるIT転職エージェントで確かめるのがおすすめです。

テック先輩テック先輩

担当した監視範囲やツール名を書き出すだけでも、応募できる転職先が見えやすくなるよ。

おすすめの転職エージェント

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まとめ:運用監視の経験からでも転職先は選べる

  • 転職先が決められないのは、監視業務が求人票の「構築」「設計」の要件に届いているか判断しづらく、夜勤シフトで動きづらい点や相談相手の不在も重なるから
  • おすすめの転職先は5つ。①インフラSIer(構築エンジニア) ②MSPの運用設計・自動化チーム ③SOC(セキュリティ監視センター)のアナリスト ④クラウド・データセンター事業者の基盤運用 ⑤ITベンダーのテクニカルサポート
  • 目的を1つ決めれば、候補は数パターンに絞れる
  • 行き先ごとに求人票に書かれる経験が違う。監視対象の台数・月のアラート件数・ツール名を書いておく
  • 転職した人全体では、賃金が増えた人が40.5%で、減った人より多い
  • 今日やることは2つ。①担当した監視範囲・件数・ツールを書き出す②エージェントに登録して求人を見る
  • 面談では「夜勤なし」「構築・設計から」の希望をそのまま伝える

おすすめのIT転職エージェントをもう一度ご紹介して、終わりたいと思います。

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