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SIerに所属していて、転職先に迷っている人に向けて、今の経歴のままで選べる転職先を解説します。
大手SIer・中小SIer・Web系・社内SE・ITコンサルのおすすめ5つと、転職を成功させる方法を紹介。
資格がないときの応募や転職したあとの年収についても、Q&Aで答えます。
「SIerに残るべきか、動くべきか決められない…」というSIerの方もいるかなと。
動くとしても自分の経歴でどこまで行けるのか相場が分からず、社内の人にも相談しづらいですからね…。
エンジニアSIerからの転職を考えてるんですが、行き先の選び方からして分からなくて…
テック先輩心配いらないよ。SIerから動ける先はいくつもあるんだ。今の経歴のままで選べる行き先を、順番に説明していくね!
そこで今回は、IT業界10年でSIer・SESの現場からエンジニア採用まで経験してきた僕が、SIerに所属していて転職先に迷っている方に向けて、今の経歴のままで選べる行き先をまとめました。
残るか動くか、動くならどこか決めきれない方は、ぜひ参考にしてください。
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SIerからの転職先おすすめ5選
さっそく、SIerの経歴のままで選べる転職先を5つ紹介します。
IPA「DX動向2025-AI時代のデジタル人材育成」(調査分析ディスカッション・ペーパー2025-02)では、DX人材が量的に不足していると答えた日本企業が85.1%あります。
デジタル分野の人手が足りていない会社が多い、という調査結果です。
出典: IPA「DX動向2025-AI時代のデジタル人材育成」(調査分析ディスカッション・ペーパー2025-02)
エンジニアSIerの経験しかないんですが、それでも行き先の選択肢ってあるんですか?
テック先輩あるよ。このあと紹介する5つの行き先から選べるんだ。JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)2025年調査でも、会員企業に新卒で入って10年後まで残っているのは52.97%だけ。途中で職場を離れる人はめずらしくないんだ。
出典: JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)2025年調査(2015年新卒入社7,185人中、10年後の在籍者3,806人=定着率52.97%)
①:大手SIer(元請け)
元請けの立場でプロジェクト全体を動かしたいなら、大手SIerが候補になります。
受注する側に回るため、要件定義や基本設計などの上流工程に関わる機会が増えます。
下請けの会社へ発注・管理する側になるので、今の現場より裁量が大きくなりやすい環境です。
大手SIer(元請け)に転職するメリット
- 要件定義・基本設計など上流工程に関わりやすい
- 下請け会社への発注・管理を任される側になる
- プロジェクト規模が大きく、福利厚生が整っている会社もある
大手SIer(元請け)が向いている人
- 要件定義や設計など上流工程をやってみたい人
- プロジェクト全体のマネジメントに興味がある人
- 今より裁量の大きい立場で働きたい人
②:中小SIer(元請け直下の現場寄り)
手を動かす作業に関わり続けたいなら、中小SIerが候補になります。
元請けの直下で、設計から開発・テストまで1人が広く担当する現場もあるためです。
階層が浅い分、自分の意見が現場に通りやすいのも特徴です。
中小SIer(元請け直下)に転職するメリット
- 設計から開発・テストまで幅広い工程に関われる
- 階層が浅く、自分の意見が現場に通りやすい
- 管理よりも技術面に集中しやすい
中小SIer(元請け直下)が向いている人
- 手を動かす実装・開発を続けたい人
- 管理職やマネジメントより現場志向の人
- 1つの案件に幅広く関わりたい人
エンジニア大手と中小、同じSIerの中で動くだけでもけっこう変わるものですか?
テック先輩変わるよ。大手の元請けか、元請け直下の中小かで、任される工程や裁量が違ってくるからね。
③:Web系(自社開発)
実装の技術力そのもので評価されたいなら、Web系(自社開発)が候補になります。
SIerだと要件定義や進行管理といった上流工程のスキルが評価されがちですが、Web系は実装力そのものが評価対象になります。
ウォーターフォールで進めるSIerの現場と違い、短いサイクルで作って直すアジャイル開発を採り入れている会社もあります。
Web系(自社開発)に転職するメリット
- 実装力・開発スキルそのものが評価される
- アジャイル開発を採り入れている会社を選べる
- テレワークを選べる求人もある
Web系(自社開発)が向いている人
- 手を動かすプログラミングを増やしたい人
- 技術力そのもので評価されたい人
- 働く場所や時間の自由度を上げたい人
詳しくはSIerから自社開発に転職できる?20代の動き方にまとめています。
④:社内SE
客先常駐から離れて落ち着いた環境で働きたいなら、社内SEが候補になります。
顧客ではなく自社のためにシステムを動かす仕事なので、客先都合で予定が変わることが少なくなります。
勤務先が自社に固定されやすく、腰を据えて働きやすいのも特徴です。
社内SEに転職するメリット
- 客先常駐せず、自社で働ける
- 顧客都合ではなく自社都合で仕事が進む
- 残業や休日出勤の条件を求人票で確かめて選べる
社内SEが向いている人
- 客先常駐から離れて働きたい人
- 1社に腰を据えて働きたい人
- 社内のさまざまな部署と関わる仕事がしたい人
詳しくはSIerから社内SEへ転職できる!20代の転職のやり方にまとめています。
⑤:ITコンサル
SIerで積んだ経験を土台に、より上流の立場で働きたいならITコンサルが候補になります。
顧客企業の経営層と直接やり取りしながら、システムだけでなく経営課題そのものに関わる仕事です。
SIerで要件定義や提案の経験があると、話が早く進みやすい仕事でもあります。
ITコンサルに転職するメリット
- SIerでの要件定義・提案の経験を職務経歴書にそのまま書ける
- 経営層と直接やり取りする、より上流の仕事に関われる
- 特定の技術領域だけでなく経営課題そのものに関われる
ITコンサルが向いている人
- 経営層とのコミュニケーションが苦にならない人
- 課題を整理して提案する仕事がしたい人
- SIerでの上流工程の経験を次の職場でも続けたい人
行きたい先が見えてきたら、その求人を探して転職活動をしましょう!
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SIerからの転職先でよくある質問Q&A
Q1:SIerの経験だけで転職先はありますか?
あります。全職業の1.13倍に対して、情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.49倍です。
求人の数で見るかぎり、応募先に困る状況ではありません。これはSIerに限らない、情報処理・通信技術者全体の数字です。
出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」(パートタイムを除く常用)
Q2:資格がなくても応募できますか?
資格を必須にしていない求人なら応募できます。
資格の有無より、「帳票の改修案件を年4件、要件定義から担当」のような件数つきの実務経験を書くほうが、採用側の判断材料になります。
エンジニア資格が何もないんですが、それでも応募していいんでしょうか…
テック先輩大丈夫だよ。資格がなくても、担当してきた件数や工程を書けば伝わる求人はあるんだ。
Q3:転職すると年収は下がりますか?
下がるとは限りません。転職した人全体を見ると、賃金が増えた人は40.5%で、減った人を上回っています。
求人ごとの基本給や残業条件は、応募の前に求人票で確かめておきましょう。
出典: 厚生労働省「令和6年雇用動向調査」表6(転職入職者の賃金変動状況別割合)
Q4:転職先をまだ決めきれていない段階でも相談していいですか?
いいですよ。むしろ決めきれていない段階こそ、話を聞くだけで整理できるタイミングです。
登録も相談も無料です。最初は求人を眺めるだけでもかまいません。
Q5:今、何をすればいいですか?
やることは2つです。
①担当してきた業務を件数つきで書き出す(これが職務経歴書の1行になります)。②転職エージェントに登録して、行き先ごとにどんな求人があるか見てみる。
一番簡単な方法は、登録するときに「社内SEの求人を探している」のように行きたい先を伝えておくこと。求人票を1件ずつ自分で見比べるのは手間がかかるので、無料で使えるIT転職エージェントを頼ってみましょう!
どちらも今日できます。登録も相談も無料なので、求人を見てから決めれば大丈夫です。
Q6:大手SIer・ユーザー系・独立系など、所属の種類が違っても転職先の選び方は同じですか?
同じです。SIerからの転職先は、上で挙げた5つの行き先から「担当してきた工程」で選ぶのが基本です。所属の種類で変わるのは選び方ではなく、職務経歴書に書ける経験の中身です。
大手SIer(元請け)の出身なら、要件定義やベンダー管理の経験が、社内SEやITコンサルの求人票の要件にそのまま挙がっていることがあります。
ユーザー系SIerの出身なら、親会社の業界で覚えた業務知識が、同じ業界の事業会社の社内SE求人で「業界知識歓迎」と書かれていることがあります。
独立系SIerの出身なら、業界を問わず複数の案件を担当した経歴を、元請けSIerやWeb系に応募する職務経歴書に「工程×件数」でそのまま書けます。
ユーザー系SIerの中身はユーザー系SIerはやめとけ?きつい人の特徴5つ、独立系SIerの特徴は独立系SIerはやめとけ?会社次第の理由と対策にまとめています。
一番簡単な方法は、登録するときに今の所属(大手/ユーザー系/独立系)と担当してきた工程を伝えておくこと。求人を見てから行き先を決めればOKです。
SIerからの転職を成功させる方法
①:希望する転職先の求人を探して転職する
簡単な話ですが、行きたい先の求人が出ている会社を探して転職しましょう。
具体的な探し方として、TechGoなどのIT転職エージェントを使って、転職活動をするのがおすすめです。行き先が社内SEなら、社内SE転職ナビでも求人を探せます。
- 登録・利用ともに無料のIT転職支援サービス
- IT転職のプロにキャリアを相談できる
- 希望する転職先を伝えて、求人を相談できる
- 職務経歴書の添削や面接対策のサポートが受けられる
テック先輩登録はすぐ終わるから、まずは行きたい先の求人がどれくらいあるか覗いてみるといいよ!
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SIerで担当してきた工程を軸に応募できる求人もあります。
登録は無料なので、転職先が気になるならIT転職のプロに一度相談してみましょう!
②:担当してきた業務を件数つきで書き出す
「要件定義の一部を担当」で止めずに、「帳票の改修案件を年4件、要件定義から担当」と件数まで書き出します。
書き出したものが、職務経歴書の実績欄の1行になります。
SIerで担当してきた工程ごとに、書ける1行と、求人票の必須・歓迎の欄に同じ経験が書かれることがある行き先を並べると次のとおりです。
| 担当してきた工程 | 職務経歴書の1行の例(数字は例) | 求人票の欄に書かれることがある経験の例 | 上の5選での行き先の例 |
|---|---|---|---|
| 要件定義 | 販売管理システムの改修で、顧客の業務部門へのヒアリングと要件定義書の作成を年3件担当 | 「要件定義の経験」 | ①大手SIer・④社内SE・⑤ITコンサル |
| 基本設計・詳細設計 | 帳票機能の基本設計書と詳細設計書を作成し、設計レビューの進行役を担当 | 「設計工程の経験」 | ①大手SIer・②中小SIer |
| 開発・単体テスト | Javaでバッチ処理を開発し、単体テストまでを月2本のリリースで担当 | 「Javaでの開発経験」 | ②中小SIer・③Web系 |
| 協力会社の進捗管理 | 協力会社のメンバー5名への作業の割り振りと、週次の進捗報告を担当 | 「ベンダーコントロールの経験」 | ①大手SIer・④社内SE |
| 保守・問い合わせ対応 | 稼働中のシステムで、障害の切り分けと利用者からの問い合わせ対応を月20件担当 | 「システムの運用・保守の経験」 | ②中小SIer・④社内SE |
エンジニアテストや保守ばかりで要件定義をやっていないんですが、それでも書ける1行はありますか…?
テック先輩あるよ。テストや保守でも、件数と担当範囲をつければ1行になるんだ。書けた行が並ぶ行き先から選べばいいよ。
書き方の型はエンジニア職務経歴書の書き方|落ちる例文と型にまとめています。要件定義の経験を事業会社で続けたい場合はSIerから事業会社へ転職できる!20代で移る方法、ITコンサルとの仕事の違いはSIerとITコンサルの違い7つを比較もあわせて確認してください。
③:面談で希望条件をそのまま伝える
「上流工程に関わりたい」「客先常駐から離れたい」のように、希望をそのまま伝えます。
希望を先に伝えておくと、求人を見比べるときの軸がぶれません。
ただし、行きたい先に進ませてくれない会社もあるので注意が必要。
テック先輩希望を出しても現場が変わらない会社は実際にあるから、そこは事前に見極めたほうがいいよ。
- 元請けの案件をほとんど持っていない下請け専業の会社
- 特定のベンダー案件しか扱わない会社
- 教育・評価制度が整っていない会社
- 欠員補充のためだけに人を配置する現場
- 異動や配置転換の希望を出す仕組み自体がない会社
上記のような会社だと、いくら頑張っても今の工程のまま、永遠に行きたい先へ進めない可能性もあります。
所属する会社選びは超重要なので、TechGo(社内SEが行き先なら社内SE転職ナビ)に登録して、行きたい先に進める求人があるか確かめてから選んでくださいね!
まとめ:SIerからの転職先は、今の経歴のままでも選べる
- SIerからの転職先は、大手SIer・中小SIer・Web系・社内SE・ITコンサルなど複数ある(大手・ユーザー系・独立系など所属の種類が違っても選び方は同じ)
- 求人倍率は全職業1.13倍に対し、情報処理・通信技術者は1.49倍
- 資格がなくても、件数つきの実務経験を書けば応募できる求人はある
- 転職した人のうち賃金が増えたのは40.5%で、減った人を上回る(業種を問わない転職入職者全体)
- 決めきれていない段階での相談もOK。登録も相談も無料
- 今日から動けることは2つ。①担当業務を件数まで書き出す②エージェントに登録し、5つの行き先それぞれの求人を見比べる
エンジニア結局、今の自分に合う行き先はどうやって見つければいいですか?
テック先輩経歴を登録して、実際にどんな求人が来るか見るのが一番早いよ。行き先を決めてから動くんじゃなくて、求人を見ながら決めても遅くないんだ。
おすすめのIT転職エージェントをもう一度ご紹介して、終わりたいと思います。
SIerからの転職を考えている方におすすめの転職エージェントはこちら!
- 自社開発から大手・ITコンサルまでの求人を扱うTechGo
- 経歴を登録すると企業から直接スカウトが届くレバテックダイレクト
- 社内SE・情シスの求人に特化している社内SE転職ナビ
※各社のプロモーションを含みます。
