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ヘルプデスクから社内SEを目指す20代に向けて、転職できるかどうかと、そのための動き方を解説します。
求人票に書いてある業務と今の作業の重なりを具体的に示します。
職務経歴書の書き方は準備の章で、面接でよく聞かれることはQ&Aで回答します。
厚生労働省とIPAの統計から、社内SEを目指すときに参考になる数字も紹介します。
「ヘルプデスクのままだと、社内SEには進めない気がする…」と感じている20代は多いかなと。
問い合わせ対応ばかりで開発や設計の実務がないと、余計にそう思ってしまいますからね…。
エンジニアヘルプデスクしか経験がないんですが、20代のうちに社内SEへ移るのはもう厳しいですか?
テック先輩厳しくないよ。ヘルプデスクの仕事は、社内SEの求人票に載っている業務とかなり重なるんだ。20代ならまだ十分に狙えるよ!
今回は、IT業界10年でSIer・SESの現場からエンジニア採用まで見てきた僕が、ヘルプデスクから社内SEを目指す20代に向けて、転職できる理由と準備の進め方をまとめました。
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ヘルプデスクから社内SEに転職できるのか
結論から言うと、ヘルプデスクから社内SEへの転職はできます。
開発や設計の実務経験がなくても、応募できる求人は珍しくありません。
理由はシンプルで、社内SEの求人票に書かれている業務の多くを、ヘルプデスクの現場ですでにこなしているからです。
社内からの問い合わせ一次対応、PC・アカウントのキッティングと貸与、資産管理、ベンダーへの問い合わせ取次ぎ。このあたりは、社内SEの募集要項にそのまま載っている項目です。
エンジニアえ、それって普段やってる仕事そのものですよね?
テック先輩そう。業務名を新しく作る必要すらないんだよ。求人票の言葉と、自分が普段やっている作業の言葉を並べてみるだけで一致するからね。
求人の数で見ても、情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.49倍で、全職業の1.13倍を上回っています。
これは社内SEに限った数字ではなく、情報処理・通信技術者全体の求人倍率です。
出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」(常用・パートタイムを除く)
試しに社内SEの求人票を並べてみると、「社内ヘルプデスク対応」「PCキッティング・貸与」「IT資産台帳の管理」「外部ベンダーの一次窓口」といった表記がよく出てきます。
これは呼び方が違うだけの別業務ではなく、ヘルプデスクで日々やっている作業とほぼ同じ言葉で書かれているということです。
ヘルプデスクを今すぐ辞めるべきかどうかはコールセンターとヘルプデスクは今すぐやめて!20代向けに理由3つを解説にまとめているので、この記事では深追いしません。
ここからは、社内SEに移るための準備と方法だけに絞って進めます。
社内SEの選考で見られる準備(職務経歴書と面接で出すもの)
①:求人票の業務名と自分の作業名を並べて書く
最初にやることは、社内SEの求人票にある業務名を、自分が普段やっている作業に置き換えて職務経歴書に書くことです。
「問い合わせ一次対応」なら「1日◯件の社内問い合わせに電話・チャットで対応」、「キッティング」なら「PC・アカウントの払い出しと初期設定」のように、求人票の言葉をそのまま自分の作業の見出しにします。
エンジニア求人票の言葉をそのまま使うのって、なんだか図々しくないですか?
テック先輩図々しくないよ。求人票はその業務ができる人を探すために書かれているものだから、同じ言葉が使えるなら使った方が採用側にも伝わりやすいんだ。
②:対応件数を数字にして残す
件数や割合は、そのまま職務経歴書に書ける材料になります。
たとえば「月300件の問い合わせに対応し、そのうち7割を一次対応で解決」のように、件数と割合をセットで書く形です(※この数字は書き方の例であり、統計ではありません)。
資産管理の台帳を触っているなら、「PC◯台分の資産台帳を管理」のように対象の台数も添えられます。
エンジニア件数なんて数えたことなかったです…今から数えるところからですか?
テック先輩そこからで十分だよ。対応記録やチケットの件数を月ごとにざっくり数えるだけでいい。おおよその数字でも、書いてある方が書いていないより伝わるからね。
③:面接で聞かれることを想定しておく
社内SEの面接では、「ヘルプデスクで一番大変だった対応」や「対応内容をどう記録・共有していたか」を聞かれることがあります。
職務経歴書に書いた件数や作業名を、その場で具体的なやり取りとして話せるように準備しておきましょう。
社内SE転職ナビやTechGoのようなエージェントに経歴を登録しておくと、どんな質問が来やすいかを事前に聞くこともできます。
あわせて、「なぜヘルプデスクから社内SEに変えたいのか」「情シスの人数や体制をどこまで知っているか」も聞かれやすい質問です。
この2つは、面接の場でその都度考えるより、事前に自分の言葉で1〜2文にまとめておく方が話しやすくなります。
ヘルプデスクから社内SEに転職する方法
①:社内SE・情シスの求人を探して転職する
簡単な話ですが、社内SE・情シスの求人がある会社に転職しましょう。
具体的な探し方として、社内SE転職ナビやTechGoのIT転職エージェントを使って、転職活動をするのがおすすめです。
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- 転職サイトにはない非公開の求人がある
- 職務経歴書の添削や面接対策のサポートが受けられる
非公開の求人があったり、開発・設計の実務経験がなくても応募できる求人がありますので。登録はすぐ終わって無料で使えるため、社内SEが気になるならIT転職のプロに一度相談してみましょう!
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②:社内SE求人に直接応募する
気になる会社が決まっているなら、直接応募するのも方法のひとつです。
ただし直接応募は、応募書類(履歴書・職務経歴書)をすべて自分だけで準備する必要があります。
ヘルプデスクでの経験がうまく伝わらず、書類の時点で止まってしまう場合もあるので覚えておきましょう。
特に、応募先の求人票に書かれた業務名と、自分の職務経歴書の言葉がずれていると、実際は重なる業務なのに書類で伝わらないままになりがちです。
エンジニア直接応募するなら、何を準備しておけばいいですか?
テック先輩履歴書と職務経歴書に加えて、求人票の業務名に合わせた自己紹介の一言を用意しておくと、書類選考の段階から話がスムーズだよ。
③:エージェント経由で経歴を推薦してもらう
ヘルプデスクでの経験や人柄を企業側に推薦してもらいたいなら、IT転職エージェント経由での応募が向いています。
担当のアドバイザーが、求人票の業務と自分の作業の重なりを整理したうえで、応募先に伝えてくれます。
社内SE専門の求人だけでなく、希望条件に近い会社もあわせて紹介してもらえるため、比較しながら探せます。
面談では、対応件数や資産管理の台数など、職務経歴書に書いた内容をそのまま伝えるだけで大丈夫です。
エンジニア1人で応募先を探すより、間に入ってくれる人がいた方が心強いですよね?
テック先輩そうだね。ヘルプデスクの経験を業務名に置き換えて伝えてくれるのは大きいよ。自分の言葉で説明するより、求人票の言葉に寄せて伝えてもらう方が通りやすいからね。
ただし、ヘルプデスクの経験を社内SE求人にうまく結びつけてくれない相手もいるので注意が必要。
- ヘルプデスクの求人しか紹介してこないエージェント
- 社内SE・情シスの求人自体を持っていない転職サイト
- キッティングや資産管理の経験を聞いてくれない担当者
- 求人票の業務名を確認せずに応募だけ勧めてくる担当者
上記のような相手だと、いくら経験を伝えてもヘルプデスクの求人ばかり紹介され続ける可能性もあります。
使うエージェント選びは重要なので、社内SE転職ナビやTechGoなど社内SE・情シスの求人を扱うエージェントを利用して、遠回りしない転職をしてくださいね!
社内SEを目指すときに参考になる数字
社内SEだけを切り出した公的な統計はありませんが、目指すうえで参考になる数字が2つあります。
- 転職した人のうち、賃金が「増加」した人は40.5%(「減少」29.4%・「変わらない」28.4%)
- 出典: 厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」表6「転職入職者の賃金変動状況別割合」
- これは転職した人全体の数字で、社内SEだけを切り出した集計ではありません。
もう1つ、企業がDXを進める人材の量をどう見ているかという数字もあります。
日本企業のうち85.1%が、DXを進める人材が量的に足りていないと回答しています(米国23.8%・ドイツ44.6%)。
出典: IPA「DX動向2025-AI時代のデジタル人材育成」(調査分析ディスカッション・ペーパー2025-02)
これは企業側が自社の課題として答えた数字で、採用が約束されているという意味ではありません。
エンジニア求人票を見れば、ヘルプデスクの経験でも当てはまる社内SEの求人はありますか?
テック先輩あるよ。問い合わせ対応や資産管理を必須要件に書いている社内SE求人があるからね。どんな求人が出ているかは無料で見られるよ!
数字を眺めているだけでは求人は見つかりません。
社内SEの求人が今どれだけ出ているか、IT転職エージェントに聞いて確かめてしまいましょう!
ヘルプデスクから社内SEへの転職でよくある質問Q&A
Q1:開発や設計の実務経験がなくても社内SEの面接に通りますか?
通ることはあります。開発・設計の実務経験を条件にしていない社内SE求人があるからです。
面接では、「月300件の問い合わせに対応」「PC◯台分の資産台帳を管理」のように件数や台数つきで作業を説明できると、採用側は判断しやすくなります。
「開発経験はゼロですが」と前置きするより、「一次対応と資産管理を〇年担当してきました」と実際の作業から話し始める方が、面接官にとっても判断材料になります。
Q2:面接で退職理由を聞かれたら何と答えればいいですか?
正直に「社内SEの業務に近づきたいから」と伝えて問題ありません。
「問い合わせ対応やキッティングの経験を、社内側の立場でも活かしたい」のように、今の経験と志望先の業務をつなげて話すと伝わりやすくなります。
Q3:必須要件が「社内SE経験3年」のような書き方のとき、ヘルプデスクの経験は対象外ですか?
対象外とは限りません。必須要件を「社内問い合わせ対応」「PC・アカウントの管理」のように作業名で書いている社内SE求人もあるからです。
同じ「社内SE経験」でも会社ごとに指す範囲が違うので、求人票を見ながらIT転職エージェントに確認してもらうのが一番早いです。1人で読み解くより、そのまま聞いてしまいましょう!
Q4:ヘルプデスクの経験は、どれくらいあると応募しやすいですか?
求人によって違います。社内SEの求人票には「実務経験3年以上」のように経験年数の条件が書かれていることがあり、条件を置いていない求人もあります。
自分の年数で応募できる求人があるかどうかは、TechGoのようなIT転職エージェントに「この経験年数で出せる社内SE求人だけ見せて」と頼むのが確実です。無料で確認できますよ。
Q5:社内SEに移ったあとも、問い合わせ対応ばかりになりませんか?
配属される部署によって変わります。求人票の業務内容の欄に「ヘルプデスク」しか書かれていない社内SE求人は、移ったあとも今と同じ仕事になりがちです。
業務の割合まで書いていない求人票も多いので、面談で「システムの導入や運用にどこまで関わるのか」を聞いてもらいましょう。自分から採用担当に確認しづらい話こそ、無料で使えるIT転職エージェントに任せるのがおすすめですよ。
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まとめ:ヘルプデスクから社内SEへは、20代の今から動ける
- 社内SEの求人票にある業務は、ヘルプデスクの現場でやっている作業とそのまま重なる
- 準備ですることは3つ。①業務名を求人票の言葉に合わせる②対応件数を数字にする③面接で聞かれることを想定する
- 方法は3つ。①求人を探して転職する②直接応募する③エージェント経由で推薦してもらう
- 情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.49倍で、全職業の1.13倍を上回っている
- 転職した人のうち賃金が増えたのは40.5%(転職した人全体の数字)。DX人材が足りないと答えた日本企業は85.1%(企業側の回答で、採用を保証する数字ではない)
- 今日やることは2つ。①作業を件数つきで書き出す②エージェントに登録して社内SEの求人を見る
どの方法を選ぶにしても、最初にやるのは求人票の業務名と自分の作業名を並べてみることです。
そこから先の書類づくりや面接対策は、1人で抱えずにエージェントへ相談してしまう方が早く進みます。
おすすめのIT転職エージェントをもう一度ご紹介して、終わりたいと思います。
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