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詳細設計以降の作業ばかり任されている20代のCOBOLエンジニアに向けて、上流工程(要件定義・基本設計)に転職できる理由3つを解説します。
求人票に書かれている上流工程の仕事と、上流工程の求人が出ている立場3つ、上流工程の経験を積めない会社の特徴を紹介。
あわせて、上流工程に転職する方法3つも書いています。
結論から言うと、COBOLエンジニアから上流工程(要件定義・基本設計)への転職はできます。
求人票に、要件定義や基本設計から担当する募集が出ているからです。
エンジニアCOBOLの詳細設計からテスト、リリースまでしかやってきていないんですが、要件定義や基本設計を担当する上流工程に行けますか?
テック先輩行けるよ。仕事内容の欄に「要件定義」「基本設計」と担当する工程が書かれた募集が出ているんだ。求人票で、その欄を見て探そう!
今回は、IT業界10年、SIer・SESの現場からエンジニア採用まで経験してきた僕が、「COBOLで詳細設計より後の工程ばかり任されている20代」向けに記事をまとめました!
「上流工程に転職する方法3つ」も解説しているので、要件定義や基本設計に移りたいCOBOLエンジニアの方はぜひご覧ください。
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COBOLエンジニアが上流工程に転職できる理由3つ
COBOLエンジニアが上流工程に転職できる理由を3つ紹介します。
- 刷新・移行の案件の求人に、現行システムの調査から担当する仕事が書かれている
- 詳細設計書に書いてきたバッチや帳票の内容は、基本設計書の一覧表に載せる情報の元になる
- 業務の計算ルールを聞き取る、要件の打ち合わせを担当する募集がある
①:刷新・移行の案件の求人に、現行システムの調査から担当する仕事が書かれている
COBOLの基幹システムを作り替える案件では、最初に、今動いているシステムが何をしているかを調べる作業があります。
求人票の仕事内容に、「現行システムの機能調査」「移行対象の洗い出しと要件の整理」と書かれた募集があります。
エンジニア現行の調査って、COBOLのソースを読んできた人がやる作業ですか?
テック先輩ソースやJCL(ジョブの実行手順を書いたもの)を読んで、処理の流れを追う作業は調査に含まれるよ。応募条件に「COBOLの読解経験」と書かれた募集もあるんだ!
②:詳細設計書に書いてきたバッチや帳票の内容は、基本設計書の一覧表に載せる情報の元になる
基本設計書には、画面一覧、帳票一覧、バッチ処理一覧、ファイルやデータベースの定義といった一覧表を書く欄があります。
詳細設計書で、バッチ1本ごとの入出力ファイルや帳票の項目を書いてきた人は、その名前と用途を、システム全体の一覧にまとめる側に回ることになります。
③:業務の計算ルールを聞き取る、要件の打ち合わせを担当する募集がある
要件定義では、顧客の業務担当者から、「月末の締め処理はこの順番で動く」「この手当はこの条件で計算する」といった業務のルールを聞き取ります。
求人票の仕事内容に、「業務部門へのヒアリング」「要件定義書の作成」と書かれた募集があります。
COBOLの経験から上流工程で担当する仕事3つ
要件定義・基本設計の求人で見かける仕事を3つ紹介します。
- 現行の機能を洗い出して、残すものとやめるものを決める
- 顧客の要望を要件定義書にまとめる
- 基本設計書に画面・帳票・バッチの一覧を書く
①:現行の機能を洗い出して、残すものとやめるものを決める
今のバッチや画面を一覧にして、新しいシステムに引き継ぐものと、やめるものを顧客と決める仕事です。
たとえば「請求書発行のバッチ12本のうち、直近1年で動いたのは9本」のように、稼働の実態を確かめてから決めます。
②:顧客の要望を要件定義書にまとめる
顧客の要望を、システムが満たす条件の文章に書き直す仕事です。
「月末の請求データを、翌営業日の朝9時までに出力する」のように、あとで確認できる形で書きます。
③:基本設計書に画面・帳票・バッチの一覧を書く
要件定義書をもとに、必要な画面・帳票・バッチ・データの全体像を基本設計書にまとめます。
求人票には、「基本設計書の作成」「詳細設計以降のメンバーへの設計説明」と書かれていることがあります。
エンジニア基本設計書って、詳細設計書より前に書く書類ですよね?
テック先輩そう。バッチ1本の中身を書く前に、システム全体でどんなバッチが要るのかを決める書類なんだ。詳細設計書を書いてきた経験がある人は、書く項目のイメージが湧きやすいよ!
要件定義・基本設計の担当が求人に書かれている立場3つ
上流工程の担当が書かれた求人は、立場の違う3種類の会社から出ています。
①:顧客から直接システム開発を請け負うSIer
顧客から直接システム開発を請け負う会社で、要件定義書や基本設計書を自社で書く役割の募集があります。
求人票の仕事内容に、「顧客との直接折衝」「要件定義からの参画」と書かれています。
②:親会社やグループ会社のシステムを担当するユーザー系SIer
親会社の業務システムを担当する会社では、グループ内の部門から要望を聞いて、要件をまとめる募集があります。
求人票に、「グループ各社の業務部門との要件調整」と書かれていることがあります。
③:システムを発注する側の事業会社
事業会社の情報システム部門では、業務部門の要望を整理して、ベンダーに渡す要件をまとめる募集があります。
この立場の仕事は、COBOLから社内SEに転職できる理由4つにまとめています。
エンジニアこの3つのうち、どの立場の求人から見ればいいですか?
テック先輩どの立場にも上流工程の担当が書かれた求人があるから、仕事内容の欄に「要件定義」「基本設計」と書いてあるかで見ればいいよ。会社の種類より、担当する工程の書き方で見分けよう!
上流工程の経験を積めない会社の特徴3つ
一方で、COBOLを扱う会社には、上流工程の担当が回ってこない会社もあります。
①:求人や配属先の仕事に「要件定義」「基本設計」と書かれていない
仕事内容の欄に担当する工程が書かれていない会社は、詳細設計以降の作業が中心になる可能性があります。
次のような書き方は、担当工程が読み取れません。
- 基幹システムの保守・改修
- 既存システムの運用サポート
- システム開発に付随する業務
- リリース作業および本番環境での確認
上流工程を担当する募集は、次のように工程の名前が書かれています。
- 要件定義から担当してもらいます
- 基本設計書の作成から参画していただきます
- 顧客との打ち合わせに同席し、要件を整理してもらいます
②:顧客との打ち合わせに出る窓口を、他社や別部署が持っている
顧客と話して要件を決める役割を他社が持っていて、渡されるのは詳細設計書だけ、という案件があります。
要件を聞く場に出られないため、担当が詳細設計以降のままになる可能性があります。
③:設計書のレビューに呼ばれず、書き方を教わる機会もない
基本設計書のレビューに出るのが、顧客と一部の担当者だけの会社があります。
書き方を教わる機会がないと、基本設計書を書く担当に変わる話も出にくくなります。
エンジニア詳細設計以降のままだと、この先も担当は変わらないんでしょうか?
テック先輩案件の中身が変わらなければ、担当も変わらない可能性があるよ。上流工程の担当が書かれた求人を出している会社に移るのが、いちばん確かなんだ!
- 保守・改修の中でも設計を伴わない作業やリリース作業だけを請け、要件を決める案件を持っていない会社
- 顧客と話す担当と、実装する担当が社内で完全に分かれている会社
- 若手を設計レビューに入れない会社
- 欠員が出るたびに、同じ改修とテストの担当を割り振るだけの会社
上記のような会社だと、いくら頑張っても詳細設計以降の担当のまま、要件定義や基本設計を担当する機会が回ってこない可能性もあります。
そんな場合は、要件定義や基本設計の担当が求人に書かれた会社を選んで転職活動をしましょう!
会社選びは超重要なので、TechGoやStrategy CareerなどのIT転職に特化したエージェントを利用して、後悔しない会社選びをしてくださいね!
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COBOLエンジニアが上流工程に転職する方法3つ
次の3つは、働きながらでも今日から着手できます。
①:上流工程の求人を探して転職する
簡単な話ですが、要件定義や基本設計の担当が書かれた会社に転職しましょう。
具体的な探し方として、TechGoやStrategy CareerのIT転職エージェントを使って、転職活動をするのがおすすめです。
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- 上流工程の求人など条件に合った会社を紹介してくれる
- 転職サイトにはない非公開の求人がある
- 職務経歴書の添削や面接対策のサポートが受けられる
詳細設計以降の経験でも応募できる求人があります。登録はすぐ終わって無料で使えるため、上流工程が気になるならIT転職のプロに一度相談してみましょう!
②:COBOLの実務を、設計書の種類と件数で書き出す
「詳細設計書を年30本作成」「結合テスト仕様書へのレビュー指摘12件を反映」のように、設計書の種類と件数を添えて書き出します。
書き出した内容が、そのまま職務経歴書の下書きになります。
※上記は書き方の一例で、統計や公的データではありません。
エンジニア顧客と直接話した経験がないんですが、職務経歴書に書けることはありますか?
テック先輩書けるよ。質問票を顧客に出した件数や、進捗報告の会議に出た回数は、事実として書けるんだ。課題管理表の履歴から数えてみよう!
③:面談やプロフィールで「要件定義・基本設計を担当したい」と伝える
エージェントとの面談では、「要件定義から担当したい」「基本設計書を書く側に回りたい」のように、希望をそのまま伝えます。
レバテックダイレクトはスカウト型で、登録した経歴を見た企業からオファーが届きます。プロフィールの希望欄に、「要件定義・基本設計の担当を希望」と書いておきましょう!
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COBOLから上流工程への転職でよくある質問Q&A
Q1:詳細設計以降の経験だけでも、応募できますか?
応募できる求人があります。応募条件に「COBOLでの開発経験」とだけ書かれ、要件定義の経験は「歓迎」の欄に書かれた求人があります。
「実務経験3年以上」のように経験年数が書かれた求人もあるので、応募前に条件の欄を確かめておきましょう。
Q2:上流工程の求人は、探せば見つかりますか?
見つかります。仕事内容の欄に「要件定義」「基本設計」と書かれた募集が出ています。
上流工程だけの数字ではありませんが、厚生労働省の令和8年6月分の統計では、情報処理・通信技術者全体の求人数は求職者数の1.49倍で、全職業では1.13倍です。
出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」(常用・パートタイムを除く)
Q3:上流工程に移ると年収は下がりますか?
下がるとは限りません。厚生労働省の調査で、転職した人全体のうち賃金が「増加」した人は40.5%で、「減少」した人の割合を上回っています。
上流工程の職種に絞った数字ではないので、希望の年収は面談で伝えて、合う求人があるか確かめましょう!
出典: 厚生労働省「令和6年雇用動向調査」表6(転職入職者の賃金変動状況別割合)
Q4:顧客との打ち合わせに出たことがなくても、大丈夫ですか?
応募できる求人があります。応募条件で「顧客折衝の経験」を必須としている求人と、歓迎としている求人があります。
歓迎の欄にだけ書かれている場合は、必須の条件を満たしていれば応募できます。
Q5:まだ転職を決めていなくても、求人を見られますか?
見られます。IT転職エージェントは登録も相談も無料なので、求人の中身を見て、応募できそうか確かめられます。
一番簡単な方法は、IT転職エージェントに「要件定義や基本設計を担当する求人があるか」を確かめること。自分からは聞きづらいと思うので、無料で使えるIT転職エージェントに希望を伝えてみましょう!
まとめ:COBOLエンジニアは20代の今から上流工程に転職できる
- 刷新・移行の案件の求人に、現行システムの調査から担当する仕事が書かれている
- 詳細設計書に書いてきたバッチや帳票の内容は、基本設計書の一覧表に載せる情報の元になる
- 業務の計算ルールを聞き取る、要件の打ち合わせを担当する募集がある
- 上流工程の仕事は、現行機能の洗い出し、要件定義書、基本設計書の3つ
- 求人が出ている立場は3つ。顧客から直接請け負うSIer、ユーザー系SIer、発注側の事業会社
- 上流工程の経験を積めない会社の特徴は3つ。担当工程が求人に書かれない、顧客の窓口が他社にある、設計レビューに呼ばれない
- 方法は3つ。①上流工程の求人を探して転職する②実務を設計書の種類と件数で書き出す③面談やプロフィールで希望を伝える
おすすめのIT転職エージェントをもう一度ご紹介して、終わりたいと思います。
COBOLから上流工程を目指したい方におすすめの転職エージェントはこちら!
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