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COBOLの経験しかない20代に向けて、事業会社に移れる理由と動き方を解説します。
どんな事業会社が受け入れ先になるかと、転職の方法3つ、求人票に書かれる経験の書き方を紹介。
職務経歴書の書き方や会社選びの注意点についても解説します。
「COBOLの保守しかやってこなかったし、事業会社なんて無理だろうな…」と感じている20代の方もいるかなと。
求人票を見ても、募集されているのは別の言語の経験者ばかりに見えますからね…。
エンジニアCOBOLの保守しかやってきていないんですが、今から事業会社に移るのは難しいですか?
テック先輩難しくないよ。COBOLで動く基幹システムを持つ事業会社は今もあって、その情報システム部門が受け入れ先になるんだ!
今回は、COBOLの経験がある状態で事業会社に移りたい20代の方に向けて、今からできる動き方を解説します。
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事業会社にCOBOLの仕事はあるのか
銀行・保険・製造業の基幹システムには、今もCOBOLで書かれたプログラムがそのまま動いているものがあります。
これらの事業会社では、情報システム部門がベンダーとやり取りしながらシステムを維持しています。
エンジニアCOBOLってもう先がない技術ですよね…事業会社にも需要あるんですか?
テック先輩あるよ。保守を丸ごとベンダーに投げず、社内に窓口を置いている事業会社は今もあるんだ。
基幹システムを新しい仕組みに移す移行プロジェクトでは、既存システムの仕様を読める人が社内側の担当になることがあります。
COBOLのソースやジョブを読んだ経験があると、この社内担当の候補に入ることがあります。
エンジニア事業会社って、具体的にどんな会社が受け入れ先になるんですか?
テック先輩銀行や保険、製造業のように自社で基幹システムを持っている会社だね。情報システム部門や社内SEという枠が窓口になる。
移行プロジェクトでは、既存システムの仕様を社内側で説明できる人が必要になります。
そのため情報システム部門で担当者を募集している事業会社があります。
老朽化した基幹システムの入れ替えや移行プロジェクトを抱えている事業会社があります。
ただし、COBOLの保守案件を担当し続けるだけでは、この先の技術に触れにくいのも事実です。
保守の将来性についてはSIerのCOBOL保守に先はない!開発案件に進むには転職も視野に入れるべき理由で詳しく説明しているので、ここでは事業会社への移り方に絞ります。
保守だけでは新しい技術に触れにくいと感じるなら、COBOLの経験があるうちに、事業会社の求人を探して動きましょう!
COBOLから事業会社に転職する方法
やることはシンプルで、基幹システムの保守経験などを条件にした事業会社の求人を探して転職することです。
①:社内SE・情報システム部門の求人を探して転職する
事業会社の社内SE・情報システム部門の求人には、既存システムの保守経験を条件にしているものがあります。
業務内容も、既存システムの運用保守だけでなく、ベンダーとの窓口や社内からの問い合わせ対応まで幅が広いのが特徴です。
求人票に「基幹システムの保守経験者歓迎」「ベンダーコントロール経験者歓迎」と書かれていることがあり、COBOLの実務経験は職務経歴書の該当欄にそのまま書けます。
SIer全体から事業会社に移る一般的な動き方はSIerから事業会社へ転職できる!20代で移る方法にまとめているので、ここではCOBOLの経験に絞って説明します。
具体的な探し方として、社内SE転職ナビやTechGoのIT転職エージェントに希望を伝えて、求人を探すのが現実的です。
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COBOLの経験で応募できるかは、求人票の応募条件で確かめられます。
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②:移行プロジェクトやベンダー管理の求人を狙う
基幹システムの移行プロジェクトやベンダー管理を担当する求人にも、COBOLの実務経験を書いて応募できる求人があります。
応募のときは、職務経歴書に担当領域・担当本数・担当工程まで書いておくと内容が伝わりやすくなります。
書き方の例は、「勘定系サブシステムのCOBOL改修、担当本数20本、テスト仕様書の作成まで」のように、担当した領域・本数・工程を並べる形です。
※上記は書き方の一例で、統計や公的データではありません。
エンジニア職務経歴書、何を書けばいいのか分からないんですが…
テック先輩難しく考えなくていいよ。担当したシステムの領域と本数、どの工程までやったかを並べるだけでいいんだ。
エンジニアCOBOLの案件しか書くことがないんですが、それで大丈夫ですか?
テック先輩大丈夫だよ。COBOLの改修や移行の経験は、そのまま職務経歴書の中身になるんだ。
③:現在の常駐先と同じ業界の事業会社を狙う
銀行の勘定系、保険の契約管理、製造業の生産管理のように、業界ごとに基幹システムの仕様は大きく違います。
今携わっている業界と同じ事業会社なら、システムの背景知識がそのまま使えるので、応募のときに業務内容を説明しやすくなります。
求人を探すときは、エージェントに「今と同じ業界の事業会社」という希望を伝えましょう。
COBOLから事業会社に転職するときに求人票に書かれる経験
事業会社の求人票には、「基幹システムの保守経験」「ベンダーとの調整経験」のような欄が書かれていることがあります。
COBOLの現場での近い作業は、件数を入れて職務経歴書の1行にできます。
| 求人票に書かれることがある経験の欄 | COBOL現場で近い作業 | 職務経歴書の1行の例 |
|---|---|---|
| 基幹システムの保守経験 | 障害の原因調査と修正 | 勘定系サブシステムのCOBOL改修を担当。障害の原因調査と修正を月8件対応 |
| ベンダーとの調整経験 | 協力会社への作業依頼・進捗確認 | 改修案件で協力会社3社への作業依頼と進捗確認を担当。週1回の定例会議に出席 |
| 既存システムの仕様把握 | 既存プログラムの仕様調査 | 既存COBOLプログラム約50本のソースを読み、仕様書を更新 |
| テストの経験 | 単体・結合テスト | 改修20本の単体・結合テスト仕様書を作成し、テストを実施 |
| 運用・バッチ処理の経験 | JCLの修正・夜間バッチの監視 | 夜間バッチのジョブ約200本の稼働監視とJCL修正を担当 |
表の件数は例です。自分の実際の件数に置き換えてください。
エンジニア求人票にCOBOLと書かれていなくても、この形で職務経歴書に書いていいんですか?
テック先輩書いていいよ。求人票の欄に近い作業を、件数つきで1行にして並べるんだ。
職務経歴書の書き方全体はエンジニア職務経歴書の書き方|落ちる例文と型で解説しています。
行き先を社内SEに絞るならCOBOLから社内SEに転職できる理由4つ、運用の経験が中心なら汎用機の運用から事業会社に転職できる理由3つも参考になります。
COBOLから事業会社に移るときに気をつけること
事業会社の情報システム部門は、人数が少ない会社では1人あたりの業務範囲が広くなることがあります。
応募前に部署の人数や、障害が起きたときの体制を確認しておくと安心です。
エンジニア情シスに入っても、結局COBOLの保守だけ延々とやらされないか心配です。
テック先輩そうなる会社もあるよ。ただ、会社によっては新システムの導入や移行にも関われるんだ。募集要項で担当業務の範囲を確認しておくといいよ。
エンジニア情シスに教育制度があるかどうかって、どこで分かるんですか?
テック先輩募集要項や面談で聞いていいんだ。研修制度や資格取得の支援に加えて、新システムの導入や移行の予定があるかも聞いておくといいよ。
また、COBOL以外の技術に触れる機会が用意されていない会社だと、経験の幅が広がらないままになることもあります。
オープン系の実務経験がないこと自体で悩む人もいて、その論点は汎用機エンジニアがオープン系の実務経験ゼロで転職できないと悩む理由に譲ります。
気をつけたい会社の特徴は次のとおりです。
- 情報システム部門の人数が1〜2人しかいない
- ベンダーへの丸投げが常態化している
- 新システムの導入・移行プロジェクトを持っていない
- 教育・研修の制度がない
- 担当業務の範囲が募集要項に書かれていない
こうした会社に入ると、いくら経験を積んでも保守だけを任され続ける可能性もあります。
会社選びを自分の判断だけに任せず、社内SE転職ナビやTechGoなどのIT転職エージェントを利用して、納得できる転職につなげてくださいね!
COBOLから事業会社への転職でよくある質問Q&A
Q1:COBOLの実務経験が浅くても事業会社に転職できますか?
経験が浅くても応募できる求人はあります。経験年数の条件は求人ごとに違うので、求人票の応募条件で確かめましょう。
情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.49倍で、全職業の1.13倍より高い状態です。
COBOLに限った数字ではありませんが、IT職種の求人全体では求職者より求人のほうが多い状況です。
出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」(パートタイムを除く常用)
Q2:COBOLから事業会社への転職は何年目に動くのがいいですか?
今すぐで大丈夫です。年次を待つ理由はありません。
むしろ担当した業務の範囲や工程が具体的に説明できるうちに動いたほうが、職務経歴書の内容がまとまります。
Q3:COBOL(汎用機)の経験しかなくても事業会社は受け入れてくれますか?
受け入れている会社があります。事業会社の情報システム部門には、COBOLで動く基幹システムの担当者を探しているところがあります。
職務経歴書に担当領域・担当本数・担当工程を書いておけば、採用側は判断しやすくなります。
一番簡単な方法は、IT転職エージェントに「事業会社の情報システム部門の求人を探している」と希望を伝えること。自分で企業に問い合わせるのはしづらいと思うので、無料で使えるIT転職エージェントに相談するのがオススメですよ。
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Q4:職務経歴書にJCLなど汎用機の用語をそのまま書いていいですか?
書いていいです。ただし、汎用機に詳しくない担当者も読むので、作業の中身を一言添えます。
例えば「JCL」だけでなく、「夜間バッチのジョブ約200本の稼働監視とJCL修正」のように、件数と作業を並べます。
Q5:在職中でも事業会社の求人を探せますか?
探せます。登録も求人の確認も、現職のまま自分の空き時間にできます。
気になる事業会社の求人があるか、まず無料で登録して確かめてみましょう!
まとめ:COBOLの経験があるなら、20代の今から事業会社を目指せる
- 銀行・保険・製造業の基幹システムには、今もCOBOLが動いているものがある
- 方法は3つ。①社内SE・情報システム部門の求人を探す②移行プロジェクトやベンダー管理の求人を狙う③今と同じ業界の事業会社を狙う
- 職務経歴書には担当領域・担当本数・担当工程を書く。求人票の欄に近い作業は、件数つきで1行にする
- 情報システム部門の人数や担当業務の範囲は、応募前に確認しておく
- 情報処理・通信技術者全体の有効求人倍率は1.49倍(全職業は1.13倍)
おすすめのIT転職エージェントをもう一度ご紹介して、終わりたいと思います。
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