転職ノウハウ

SESはただの派遣?違いと正社員の実態を解説

※本記事にはプロモーションが含まれています。

記事のまとめ

SESはただの派遣と同じなのかという疑問に、契約の違いと共通点を分けて答えます。

SESと派遣は契約としては別物ですが、客先常駐という働き方は同じです。

正社員じゃないと言われる理由抜け出す動き方も、あわせて解説します。

SESで働くエンジニアは、雇用形態にかかわらず客先に常駐するのが基本の働き方です。

だから「SESってただの派遣と同じでは」と感じている方は多いかなと。

エンジニアエンジニア

SESって、結局は派遣と同じですよね?

テック先輩テック先輩

同じじゃないよ。働き方は似てるけど、契約の種類が違うんだ

今回は、IT業界10年でエンジニア採用にもかかわってきた僕が、SESがただの派遣と言われる理由と、その先の動き方までまとめました。

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SESが「ただの派遣」と言われる理由

先に言うと、SESと派遣は契約の形が違うので、同じ扱いにはなりません。

区分 契約 働き方 指揮命令権
SES 準委任契約 客先常駐 所属するSES企業
派遣 派遣契約 客先常駐 現場(派遣先)

SESは業務委託の一種で、正式には準委任契約と呼ばれます。指揮命令権は、現場の会社ではなく所属するSES企業側にあるのが特徴です。

一方の派遣は派遣契約にあたり、指揮命令権は現場の会社(派遣先)に移ります。

エンジニアエンジニア

契約の中身や、指揮命令権の置き先が違うんですね。

とはいえ、客先に常駐して働く点はSESも派遣も変わりません。エンジニアからすると、働き方そのものは同じに見えます。

ここからは、SESが「ただの派遣」と言われる具体的な理由を見ていきます。

  • 客先に常駐してプロジェクトに入る
  • システムを完成させる責任を負わない
  • 下請けの立場で働くことが多い

①:客先に常駐してプロジェクトに入る

SESが「ただの派遣」と言われる理由の1つ目は、自社ではなく客先に常駐して働くからです。

SESのエンジニアは派遣と同じで、案件が変わるたびに働く場所も変わります。

テック先輩テック先輩

契約先が変わるたびに勤務地も変わるのは、SESと派遣で共通しているね。

勤務先が頻繁に変わる分、次のようなデメリットも出てきます。

  • 働く場所が安定しない
  • 人間関係をその都度作り直す必要がある
  • 会社への帰属意識を持ちにくい
エンジニアエンジニア

同じ会社にずっといるわけじゃないから、大変な面もあるんですね。

1つの職場に腰を据えて働きたい人は、SESも派遣も選ばない方が無難です。

②:システムを完成させる責任を負わない

SESにシステムを完成させる義務がないことも、「ただの派遣」と言われる理由の一つです。

SESの契約目的は技術力の提供、派遣は労働力の提供です。どちらも、成果物であるシステムの完成そのものには責任を負いません。

契約 目的 完成責任
SES(準委任契約) 技術力の提供 なし
派遣契約 労働力の提供 なし
テック先輩テック先輩

契約の上では、成果物への責任は元から求められていないんだ。

ちなみに、準委任契約とよく混同される契約に「請負契約」があります。

請負契約は成果物に対して報酬が支払われる仕組みなので、システムを完成させる責任が発生する点がSES・派遣とは違います。

③:下請けの立場で働くことが多い

SESが「ただの派遣」と言われるもう一つの理由は、どちらもIT業界の多重下請け構造の中で下位に位置することです。

下請けという立場上、SESも派遣も現場での発言力は弱くなりがちです。

  • 仲介する会社が多い分、末端に残る売上が少ない
  • 売上が少ない分、エンジニア個人の年収も上がりにくい
  • 下請けという立場上、現場で意見を言いにくい
  • 現場から無理な要求を受けやすい

下請けの立場が嫌なら、SIerや自社開発など上位の会社を選んで転職活動をしましょう!

ただし、そうした会社は入社の難易度が上がるため、レバテックダイレクトキャリアカンパニーのようなIT転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。

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SESの「ただの派遣」状態から抜け出す方法

ここからは、SESの「ただの派遣」的な働き方から抜け出す方法を2つ紹介します。

  • SES以外の事業も手がける会社に転職する
  • SIerや自社サービスの会社に転職する

①:SES以外の事業も手がける会社に転職する

簡単な話ですが、SES以外の事業も手がける会社で働けるように転職しましょう。

自社開発や受託も行っている会社であれば、客先常駐以外の働き方も選べます。

  • 自社サービスの開発に関わりたいなら → 自社開発
  • 上流工程や大規模案件に関わりたいなら → 受託・請負開発
テック先輩テック先輩

希望に合わせて働き方を選べるから、SES一本の状態からは抜け出せるよ。

抜け出す動き方をさらに詳しく知りたい方は、客先常駐がきつい?SESから抜け出す方法もあわせてご覧ください。

②:SIerや自社サービスの会社に転職する

SIerや自社開発の会社に移るのも、「ただの派遣」状態から抜け出す方法としておすすめです。

IT業界には、SESでも派遣でもない会社もたくさんあります。

テック先輩テック先輩

自社サービスや社内システムの開発に関われる会社は、探せばたくさんあるよ。

次のような悩みがあるなら、客先常駐のないSIerや自社開発企業への転職を検討してみましょう。

  • 客先常駐が向いていない
  • 1つの職場に腰を据えて働きたい
  • 上流工程の経験を積みたい

ただし、SIerや自社開発企業は倍率が高く、選考対策が欠かせません。

転職を成功させたいなら、IT転職エージェントを使うのがおすすめです。

SESはただの派遣なのか、よくある質問

SESを「ただの派遣」だと感じている方から多い質問に答えます。

Q1:SESは正社員じゃないのか?

正社員が中心です。SES業界では、正社員として雇用されて客先に常駐する形が一般的です。

ただし、雇用形態はさまざまで、正社員以外の立場で働く人もいます。

  • SES企業の正社員
  • SES企業の契約社員
  • SES企業と契約する個人事業主
  • SES企業に登録するフリーランス
  • 無期雇用派遣
  • 登録型派遣
テック先輩テック先輩

正社員以外にも、フリーランスや派遣で働く人がいるんだ。

SES企業に応募するなら、最初から正社員で雇用してくれる会社を選びましょう

試用期間だけ契約社員扱いにする会社は、人をすぐ入れ替える前提で採用している可能性があるからです。

応募前に雇用形態を確認しておくと、入社後に困ることを減らせます。

Q2:IT業界は派遣ばかりなのか?

派遣だけではありません。SESや正社員として働く人も多くいます。

情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.49倍で、全職業平均の1.13倍より高い水準です。

出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」(常用・パートタイムを除く)

求人の数だけ見れば、正社員採用や自社開発の会社を選べる余地は十分にあります

社内システムを自社で開発する会社や、社内SEの求人も増えています。

派遣以外の環境を希望するなら、IT転職エージェントに相談してみましょう。

一番簡単な方法は、IT転職エージェントに「派遣じゃない求人だけを紹介して」と伝えることです。自分で一つひとつ確認するのは手間なので、無料で使えるIT転職エージェントに相談するのがおすすめですよ。

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まとめ:SESはただの派遣とは別だが、抜け出す動き方はある

整理すると、SESと派遣は契約としては別物です。

  • SES(準委任契約)は技術力の提供が目的で、完成責任はなし
  • 派遣契約は労働力の提供が目的で、こちらも完成責任はなし
エンジニアエンジニア

働き方は似てても、契約の中身は別ものなんですね。

SESが「ただの派遣」と言われる理由をまとめると、次の3つです。

  • 客先に常駐してプロジェクトに参加する
  • システムを完成させる責任を負わない
  • 下請けの立場で働くことが多い

客先常駐や下請けの立場が合わないなら、SESや派遣以外の道を選ぶ必要があります

おすすめのIT転職エージェントをもう一度ご紹介して、終わりたいと思います。

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