転職ノウハウ

ITコンサルを辞めたい人が感じる5つの理由|「年収は上がったけど限界」のリアルと次のキャリア

2026年03月11日

※本記事にはプロモーションが含まれています。

「年収は確かに上がった。でも、このペースであと何年続けられるだろう」「先月も残業100時間を超えた」「週5出社になってから、何のためにコンサルに来たのかわからなくなった」――ITコンサルで働くあなたは、こんなことを感じていませんか。

本記事では、口コミサイトに投稿された外資系・大手ITコンサルの退職理由を独自に分析し、厚労省データと合わせて「なぜITコンサルを辞めたくなるのか」を5つの理由に整理しました。

先に言っておくと、コンサルを辞めることは「逃げ」ではありません。持続不可能な環境から撤退するのは、合理的なキャリア判断です。

ITコンサルの離職率と「高年収の裏側」

厚生労働省「令和5年雇用動向調査」によると、IT業界(情報通信業)の離職率は11.8%で全産業平均の15.4%を下回っています。しかし、コンサル業界はそもそも人材の流動性が高いことを前提としたビジネスモデルです。平均離職率だけで語れるものではありません。

今回口コミを分析した外資系ITコンサルの評価は平均★3.3で、数字上は大手SIer(★3.2)と大差ありません。しかし不満の「質」は全く異なります。

SIerの退職理由が「成長できない」「評価されない」だったのに対し、ITコンサルの退職理由は「身体が持たない」「このペースは持続不可能」。年収は高くても、時給換算すると見え方が変わる――それがITコンサルの「辞めたい」の正体です。

ITコンサルを辞めたい5つの理由【口コミサイトから独自分析】

口コミサイトに投稿された外資系・大手ITコンサルの退職検討理由を複数件分析し、頻出するテーマを5つに分類しました。

理由1. 長時間労働が常態化している(最も多い声)

ITコンサルの退職理由として最も多かったのが長時間労働です。

口コミでは「残業が100時間を超えることが珍しくない」「シニアマネージャーでもチーム管理に加えてスタッフレベルの実務もこなさなければならない」といった声が目立ちました。「40歳を超えて、いつまでこんなペースでやれるのだろう」という将来への不安も語られています。

会社全体としてはホワイト化を進めている企業もありますが、プロジェクト単位では旧来のハードワーク文化が根強く残っています。「労働環境は過酷で持続不可能」と判断し、経験を積んだ段階で事業会社に戻るつもりで在籍している人も少なくありません。

理由2. 出社回帰でワークライフバランスが崩壊(2025年の新トレンド)

2025年の口コミで急増していたのが、出社回帰への強い反発です。

リモートワーク前提で入社したのに、突然「週5出社」が基本方針に変更された。入社を決断した前提条件と大きく乖離しており、継続勤務が難しいと判断して退職を検討する――という声が複数ありました。

特に不満が大きいのは「席が足りないのにフル出社を求められる」「クライアントがリモートなのに自分だけ出社している」「場所を変えてリモート会議を実施しているだけ」など、出社の合理性が感じられない点です。多くのコンサルファームがリモートを維持する中での方針転換は、他社への転職動機に直結しています。

理由3. プロモーションが停滞し、給与の伸びが鈍化

ITコンサルといえば「実力主義」のイメージですが、口コミからはプロモーション枠の不足が浮き彫りになりました。

「部署数百人の中で昇進できるのは年に1〜2人」「プロモーションの評価反映が1〜2年後になるため、自分の仕事の評価がいつ返ってくるのかわからない」といった声があります。

さらに深刻なのは、新卒の初任給引き上げにより数年在籍した社員と新卒の年俸がほぼ同額になっているケースです。グローバル企業の場合、海外の景気悪化が日本のプロモーションやボーナスに波及することもあり、個人の成果だけではコントロールできない要素が大きいのです。

理由4. 専門性が積めない「穴埋めアサイン」

「コンサルに行けば専門性が磨ける」と思って転職する人は多いですが、現実は半分本当で半分嘘です。

口コミでは「アベイラブル(待機)を出さないために巨大プロジェクトの穴埋めに投入される」「自分の専門性や志向とは関係ない案件に固定された」「ジェネラリスト育成方針で半年未満で全く異なる案件を転々とし、専門領域ができない」といった声がありました。

特に若手〜中堅は、本人の志向よりも組織の都合が優先されやすく、「何でも屋」になってしまうリスクがあります。

理由5. Up or Out文化と人間関係の消耗

コンサル業界に根付くUp or Out(昇進するか退場するか)の文化は、常にプレッシャーがかかる環境を意味します。

口コミでは「上位10%が昇進し、下位10%は降格」「超巨大プロジェクトでは縄張り争いや仕事の擦り付けが日常」「上司や同期が次々と離職し、組織の将来性に不安を感じる」といった声がありました。

プロジェクト単位で人間関係がリセットされるため、「居場所ができたと思ったら次のプロジェクト」の繰り返し。この不安定さに疲弊して退職を考える人は少なくありません。

厚労省データで見る離職理由ランキング【裏付け】

口コミの分析結果は、公的データとも一致しています。

厚生労働省「令和5年雇用動向調査」による転職入職者が前職を辞めた理由では、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が男性8.1%、女性11.1%で上位に入っています。ITコンサルの最頻出理由である「長時間労働」は、まさにこのカテゴリに該当します。

また「職場の人間関係が好ましくなかった」は男性9.1%で全体1位です。Up or Out文化のストレスや、プロジェクトごとに人間関係がリセットされる環境は、このデータとも整合しています。

出典:厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」

SIerの離職理由が「やりたいことができない」だったのに対し、ITコンサルの離職理由は「身体と心が持たない」。同じIT業界でも、辞めたい理由の質は全く異なるのです。

SIerからコンサルに転職した人へ:知っておくべき現実

SIerの退職理由を分析した別の記事では、転職先として「コンサルファーム」を挙げる声が多数ありました。「年収を上げたい」「もっとスピード感のある環境で働きたい」という動機でコンサルを選ぶのは自然な流れです。

しかし、コンサル側の口コミを見ると「事業会社に戻りたい」「SIerの方がまだマシだった」という声があるのも事実です。

これは「転職の循環構造」とでも呼ぶべき現象です。

  • SIerにいる人は「コンサルに行きたい」と思っている
  • コンサルにいる人は「事業会社に戻りたい」と思っている
  • 事業会社にいる人は「もっと刺激のある環境に行きたい」と思っている

大切なのは、コンサルを「ゴール」ではなく「キャリアの通過点」として位置づけることです。2〜3年で専門性と実績を積み、次のステージに移る――これはコンサル業界では決して珍しいキャリアパスではありません。

ITコンサルからの転職先3パターン

ITコンサルで身につけたスキルは市場価値が高く、転職先の選択肢は豊富です。

パターン1:事業会社の経営企画・DX推進部門

ITコンサルからの転職先として最も人気のある選択肢です。

コンサルで培った課題分析力・提案力・プロジェクト推進力は、事業会社のDX推進や経営企画で即戦力になります。年収は若干下がるケースもありますが、ワークライフバランスは大幅に改善され、持続可能なキャリアを築けます。

パターン2:事業会社の社内SE・IT部門

「もう消耗するのは嫌だ。腰を据えて一つの会社で仕事がしたい」という人に向いています。

コンサル出身者は社内SEの中でもハイレベルな人材として評価されやすく、マネジメントポジションや新規プロジェクトのリーダーを任されることも多いです。dodaのマーケットレポートでも、コンサル出身者の社内SE転職は増加傾向にあります。

パターン3:スタートアップのCTO・VPoE

コンサルで磨いた経営視点と技術理解をプロダクト開発の最前線で活かす選択肢です。

裁量とやりがいは最大ですが、安定性は最も低くなります。コンサル時代に培った人脈を活用して、投資先や協業先からオファーを受けるケースもあります。「誰かの戦略を描く」のではなく「自分たちの事業を成長させる」側に回りたい人向けです。

ITコンサルから転職するならおすすめの転職エージェント

ITコンサルからの転職では、コンサル出身者のキャリアパスを理解しているエージェントを選ぶことが重要です。コンサルのスキルセットは汎用性が高い分、どの方向に進むかで年収も働き方も大きく変わります。

ここでは、コンサルからの転職に強いエージェントを3つ紹介します。いずれも登録・利用は完全無料です。

Strategy Career(明光キャリアパートナーズ)|年収もWLBも妥協しない転職なら

明光ネットワークジャパングループが運営するITエンジニア向け転職エージェントです。年収1,000万円以上の求人や、残業月30時間以下・リモート可のホワイト求人を多数保有しています。

「コンサルの年収水準を維持しつつ、労働時間を削減したい」という最も多い転職ニーズに対応できるエージェントです。

≫ Strategy Careerに無料登録する

TechGo(テックゴー)|コンサル経験を最大限に評価してもらうなら

ITエンジニアのキャリアアップに特化し、転職時の平均年収アップ額が138万円という実績を持つエージェントです。コンサルから事業会社へ移る際にも年収を下げたくない方に向いています。

面接対策を回数無制限で実施してくれるため、コンサル流のプレゼンスキルをさらに磨いて選考に臨めます。

≫ TechGo(テックゴー)に無料登録する

レバテックダイレクト|まずは市場での評価を確認したい人向け

IT・Web系に特化したスカウト型の転職サービスです。登録するだけで企業から直接スカウトが届く仕組みで、届くスカウトの約93%が面接確約。

「今の年収が市場的に妥当なのか」「コンサル以外でどんなポジションがあるのか」を知りたい方にとって、最も手軽な第一歩です。忙しいコンサルタントでも、登録してスカウトを待つだけで選択肢が見えてきます。

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まとめ

ITコンサルを辞めたいと感じる理由の多くは、「このペースでは持続不可能」という合理的な判断です。長時間労働、出社回帰、プロモーション停滞、穴埋めアサイン、Up or Outのプレッシャー――これらは個人の頑張りで解決できるものではありません。

年収が高いからこそ「辞める=もったいない」と感じがちですが、時給換算で考えてみてください。残業100時間の年収1,000万円と、残業20時間の年収800万円。どちらが持続可能で、どちらが豊かな生活でしょうか。

コンサルで身につけたスキルは市場価値が非常に高く、転職先の選択肢は広いです。「経験を積んだら次のステージに移る」のはコンサル業界では普通のキャリアパス。辞めることに罪悪感を持つ必要はありません。

もし今「そろそろ限界かもしれない」と感じているなら、まずは転職エージェントに登録して、コンサル以外の世界にどんな選択肢があるのかを見てみてください。


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