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「SIerからSaaSに転職したいけど、実際どうなの?」「SmartHR・freee・マネーフォワードはエンジニアにとってどう違う?」
本記事では、口コミサイトに投稿されたエンジニア・SE職の口コミを独自に分析し、国内SaaS大手3社の働き方を7つの軸で比較しました。SIerやSESからSaaSへの転職を考えているエンジニアが知っておくべきリアルをお伝えします。
※本記事では企業をS社(HR SaaS大手)、F社(会計SaaS大手)、M社(家計・法人向けSaaS大手)と表記します。
SaaS 3社の基本データ
| S社 | F社 | M社 | |
|---|---|---|---|
| OpenWork総合 | ★4.03 | ★4.07 | ★4.10 |
| 残業時間 | 26.2h/月 | 22.3h/月 | 24.6h/月 |
| 有給消化率 | 73.7% | 80.8% | 73.8% |
| 領域 | HR(人事労務) | 会計・バックオフィス | 家計・法人経理 |
| ステージ | ユニコーン(未上場) | 東証グロース上場 | 東証プライム上場 |
3社ともOpenWorkスコア★4.0超で、日本のIT企業平均(★3.0前後)を大きく上回っています。残業時間も22〜26h/月と、SIer・SES(30〜40h/月が一般的)と比較して明確に少ない水準です。
7軸比較:口コミから見えたリアルな違い
口コミの内容を7つの軸で分析し、各社の強み・弱みを整理しました。★は5段階評価(口コミの傾向から独自算出)です。
| 軸 | S社 | F社 | M社 |
|---|---|---|---|
| ①WLB | ★4.5 | ★4.0 | ★3.5 |
| ②年収 | ★4.0 | ★3.5 | ★3.5 |
| ③成長環境 | ★3.5 | ★4.0 | ★4.0 |
| ④評価制度 | ★3.0 | ★3.0 | ★3.0 |
| ⑤入社後ギャップ | ★3.0 | ★3.5 | ★3.0 |
| ⑥企業文化 | ★4.0 | ★4.0 | ★3.5 |
| ⑦将来性 | ★3.5 | ★3.5 | ★3.5 |
① WLB(ワーク・ライフ・バランス)
S社 ★4.5:3社中トップ。「フルリモートかつコアタイムなしのフレックス」「育児参加しやすい条件で転職先を探してここに来た」との声があり、特に子育て世代のエンジニアからの評価が高いのが特徴です。リモート+フレックスの組み合わせで、柔軟な働き方が実現しやすい環境です。
F社 ★4.0:残業22.3h/月・有給消化率80.8%と3社中最も数値が良好。「私生活を大切にできる」「入社前の認識と相違なかった」との声。ただし「必達OKRを達成するためにすべての努力を動員する必要がある」との声もあり、プロジェクトによってはプレッシャーが高くなる場面もあります。
M社 ★3.5:「手を上げるとどんどん仕事が振ってくる」「挑戦できる環境は常にある」と裁量が大きい反面、忙しくなりやすい傾向。残業24.6h/月は3社中の中間ですが、チャレンジ精神旺盛な社風ゆえに自ら仕事を増やしてしまうタイプの人は注意が必要です。
② 年収
S社 ★4.0:3社中最も年収の評価が高い。「若くして600万円を超える企業はなかなかない」「平均年収の高さでオファーに即決した」との声があり、ユニコーン企業としての待遇の良さがうかがえます。ストックオプション等の期待値もあります。
F社 ★3.5:「初任給が高い」との声がある一方で、中途の中堅層からは特段高い評価は見られませんでした。成長フェーズの企業として妥当な水準という印象です。
M社 ★3.5:「成果が出ていればそれなりのスピードで昇進する」との声。ただし「偉い人の知り合いなら異常に高い給料で入社できる」「新卒かマネージャーが行くべき会社」という辛辣な指摘もあり、入社ルートによって待遇差がある可能性があります。また赤字経営への懸念の声もありました。
③ 成長環境
S社 ★3.5:「やりたいことにはどんどんトライできる」「自律駆動が求められるので自分で考えて動きたい人にマッチ」と自由度は高い。ただし「教育体制はまだまだ発展途上」「自発的に行動できないと成長は難しい」との声もあり、手取り足取り教えてもらいたいタイプには向きません。
F社 ★4.0:「マルチプロダクト開発に関われる」「技術的にも挑戦できる機会がある」「ボトムアップで必要だと考えたものを作っていける」とエンジニアとしての成長機会は豊富。大規模Webアプリケーションの経験が積めるのも魅力です。
M社 ★4.0:「技術力が高いメンバーが多い」「RubyのコミッターもRubyコミッターも在籍していた」「チームで議論し妥協なく実現させる」と技術的なレベルは高い環境。部門が多くグローバル展開もあるため、様々な規模の事業に関われます。希望に応じた社内異動を支援する仕組みもあります。
④ 評価制度
S社 ★3.0:「目標設定はチームの目標に紐づくが自由度が高い」という良い面がある反面、急成長企業ゆえの制度の未成熟さも感じられます。「入社する人も多いが退職する人も多い」との声が示すように、人の入れ替わりが激しい環境です。
F社 ★3.0:「必達OKRの達成が求められる」と目標管理は明確ですが、「評価がマネージャーの感覚で行われる」「精神論で人事評価のクオリティが低い」という厳しい声も。評価基準の運用にばらつきがある印象です。
M社 ★3.0:「成果が出ていれば昇進する」仕組みがある一方、「キャリア支援はとても弱い」「所属部署による運の要素もある」との声。チャレンジ精神は評価される文化ですが、体系的な評価制度としてはまだ発展途上です。
⑤ 入社後ギャップ
S社 ★3.0:最も多いギャップは「人の入れ替わりの激しさ」。「入社する人も多いが退職する人も多い。関係するメンバーがかなりのスピードで移り変わる」との声。急成長企業のダイナミズムを楽しめる人にはプラスですが、安定を求める人には戸惑いの原因になります。
F社 ★3.5:「開発者体験が良さそう、人の雰囲気が良さそうという認識に相違はなかった」と入社理由との一致度は高い。ただし「古株社員と新社員のギャップ」「必達OKRのプレッシャーは想像以上」という声もあります。
M社 ★3.0:「ジョブディスクリプションが存在しない」「会社の意思決定がとても突発的」との声が目立ちます。また「面接で言われた仕事と実際の仕事が違う」というケースもあり、入社前の情報収集が重要です。
⑥ 企業文化
S社 ★4.0:「SNSでの発信で風通しの良さを感じた」「誰もがその人らしく働ける」がミッション。オープンな文化が特徴で、外部からの印象と内部の実態のギャップが比較的小さい企業です。ただし急拡大中で「変化が激しいので振り落とされないように変化を楽しむ心が必要」との声も。
F社 ★4.0:「マジ価値」をベースにした文化が根付いています。「ミッションに共感しやすい」「社会をよくしていこうという思いを会社全体から感じる」と、ミッションドリブンな組織です。一方で「現場レベルでミッションに100%コミットしきれていない場面がある」「経営層と現場のギャップ」という声も。
M社 ★3.5:「ユーザーフォーカスやフェアネスといった企業理念を大切にしている」との声。チャレンジを推奨する文化で「やる気さえあれば仕事はどんどん振ってくる」と積極性が評価されます。ただし「キャリアは自分で切り開くもの。会社に期待すると放置される」という面もあります。
⑦ 将来性
S社 ★3.5:HR SaaS領域での先駆者として「年末調整をアンケート化した革新的なプロダクト」が強み。ただし「競合他社がかなりキャッチアップしてきている」「年末調整以降、ゲームチェンジャーとなるプロダクトを作れていない」との懸念もあります。マルチプロダクト展開が今後の鍵です。
F社 ★3.5:「クラウド会計としての先行者利益がある」ものの、「第二・第三のプロダクトの創出に苦戦」「競合が多く将来的に今の立ち位置を維持できるか不安」との声。統合型経営プラットフォームを目指す戦略の成否が問われています。
M社 ★3.5:「ARRが伸びている」ことは強みですが、「深刻な赤字」「コストが見えていない経営体制」への指摘もあります。顧客基盤はしっかりしているものの、「競合に勝てる明確なビジョンが見えない」という声もあり、収益性の改善が課題です。
3社の一言まとめ
S社(HR SaaS大手):「WLB最優先なら最有力。フルリモート×フレックスは子育て世代の味方。ただし教育体制は自走力前提」
F社(会計SaaS大手):「ミッション共感型のエンジニアには天国。マルチプロダクト開発の経験が積める。ただし必達OKRのプレッシャーは覚悟」
M社(家計・法人SaaS大手):「技術レベルの高いメンバーに囲まれたい人向け。チャレンジ精神旺盛な文化。ただし赤字経営への不安は残る」
タイプ別おすすめ
WLBを最優先にしたい → S社:フルリモート+コアタイムなしフレックスの組み合わせは3社中最強。育児や介護との両立を考えている人にとって最適な環境です。
ミッションに共感して働きたい → F社:「マジ価値」文化に共感できるかどうかがフィットの分かれ目。会計・バックオフィスの課題解決にやりがいを感じるなら、エンジニアとしての成長機会も豊富です。
技術力の高い環境で成長したい → M社:Ruby界隈をはじめ技術的に優秀なメンバーが多く、チーム開発の質が高い環境。多様な事業に関われるのも魅力です。
上場前のストックオプションに期待 → S社:ユニコーン企業として未上場のS社は、IPO時のキャピタルゲインの可能性があります(リスクもあります)。
SIer・SESからSaaSに転職するポイント
SIer・SESからSaaS企業への転職で最も重要なのは、「受託開発」と「自社プロダクト開発」のマインドセットの違いを理解することです。
SaaSで求められるスキル・マインド
SaaSでは「クライアントの要件に合わせて作る」のではなく、「ユーザーにとって最も価値のあるプロダクトを自分たちで考えて作る」ことが求められます。SIerで培ったプロジェクト管理力や業務知識は武器になりますが、自走力とプロダクト思考への転換が必要です。
面接でアピールすべきポイント
SaaS企業の面接では「なぜこのプロダクトに興味があるのか」「ユーザーの課題をどう捉えているか」が重視されます。SIerでの「クライアントの業務課題を技術で解決した経験」を、プロダクト開発の文脈に翻訳してアピールしましょう。
SaaS転職におすすめのエージェント
SaaS企業の求人は非公開が多いため、IT業界に強いエージェントへの登録が近道です。2〜3社に並行登録して比較するのがおすすめです。
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まとめ
国内SaaS大手3社は、いずれもSIer・SESと比較して高いWLB・成長環境・企業文化を持っています。ただし3社の特徴は明確に異なります。
S社はWLBとリモート環境がトップクラスだが教育は自走前提。F社はミッションドリブンでマルチプロダクト開発の経験が積めるがOKRプレッシャーあり。M社は技術レベルの高いチームでチャレンジできるが赤字経営への不安が残ります。
どの企業が合うかは、あなたが何を優先するかによります。まずはIT業界に強いエージェントに相談して、SaaS企業への転職の可能性を探ってみてください。